2023年は観測史上「最も暑い1年」に 産業革命前から1.5度上昇に迫る(2024年1月9日)

2023年は観測史上「最も暑い1年」に 産業革命前から1.5度上昇に迫る(2024年1月9日)

2023年は観測史上「最も暑い1年」に 産業革命前から1.5度上昇に迫る(2024年1月9日)

 去年の世界の平均気温が観測史上最高を記録し、これまでで最も暑い1年だったことが分かりました。

 EU(ヨーロッパ連合)などの気象分析機関「コペルニクス気候変動サービス」は今月9日、去年1年間の世界の平均気温が14.98度で平年を0.6度上回り、1850年の観測開始以来、最も高かったと発表しました。

 これまで最高だった2016年の記録を0.17度上回りました。

 海面水温が上がるエルニーニョ現象が発生するなど、世界的な「前例のない海洋熱波」が気温を押し上げたということです。

 地球温暖化を巡っては、2015年の「パリ協定」で産業革命前と比べて世界の平均気温の上昇を1.5度に抑えることを努力目標としていますが、2023年は産業革命前より1.48度高く、1.5度に迫っています。

 一方、異常気象によって各地で山火事が発生し、世界全体の山火事によって排出された炭素の推定量は2022年と比較して30%増加したということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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