大雪が各地に影響 石川・輪島市では約1100戸が停電、124世帯が孤立も解消の見込みたたず｜TBS NEWS DIG
強烈な寒波によってもたらされた北陸地方などの日本海側の大雪。ピークはすぎましたが、停電や孤立地域など、影響は続いています。
きのう夜の北海道・留萌市では数メートル先も見渡せないほどの猛吹雪となりました。
撮影した人
「（今まで生きてきた中で）ダントツで一番ひどい風と雪が目の前にあって驚いた。逃げ場のない、押し迫ってくる圧迫感」
真冬並みの寒気と冬型の気圧配置により、おとといからきょうにかけて日本海側では大雪や吹雪に見舞われました。
記者
「こちらの住宅は倒木により完全に孤立しています」
きのう、6時間で27センチの雪が積もった石川県輪島市では、倒木で道路が通行できなくなり、午後4時現在、124世帯が孤立状態となっています。
輪島市は倒木の撤去作業を進めていますが、解消の見込みは立っていません。また、市内では午後4時現在、およそ1100戸が停電しています。
停電した住宅の男性
「（Q.いつくらいから停電しているのか）きのうの午後3時ごろ」
半日以上、停電が続いていると言います。
停電した住宅の男性
「電気のいらない石油ストーブがあって助かった。きょう（撤去作業に）来てくれれば、なんとか」
「（雪を）落としておかないと」
滋賀県長浜市では午後4時までに71センチの積雪を観測。住民らは雪かき作業に追われていました。
雪かきをする人
「一晩でこれだけ降りました」
路面の凍結によるとみられる事故も起きています。
きょう午前7時半ごろ、札幌市の交差点で右折しようとしていたワゴン車と直進してきたワゴン車が衝突し、その弾みで直進してきたワゴン車が信号機の支柱に突っ込みました。
この事故で、それぞれの車を運転していた40代と50代の男性が病院に運ばれ手当てを受けていますが、いずれも軽傷です。
けさの札幌はマイナス6℃まで冷え込み、事故当時、路面はほぼアイスバーン状態でした。
警察が事故の詳しい原因を調べています。
北陸や山陰など雪が多く降った地域では、あす以降、雨が降る見込みです。
そして、来週は全国的に暖かくなる見通しなので、雪解けによる土砂災害などに注意が必要です。
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