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当選無効の市議スーパークレイジー君「タダ働きでいいからやらせてほしかった」
「スーパークレイジー君」の名前で当選した埼玉県戸田市の市議が、選挙管理委員会に「当選無効」とされ争っていた裁判の上告審で、最高裁はきょうの判決で市議の訴えを退けました。当選を無効にする判決が確定することになります。
「スーパークレイジー君」の名前で初当選した西本誠市議は、去年1月に当選しましたが、4月に戸田市の選挙管理委員会から「戸田市での居住の実態がない」として当選を無効とされました。
このため西本市議は取り消しを求める訴訟を起こし、「選挙の3か月以上前から戸田市内の友人の部屋を借りて、生活の拠点としていた」と主張していました。
しかし去年9月、東京高裁は判決で西本市議が「食事はコンビニで毎日買って電子レンジで温めて食べるなどしていたと話していたのに、その後、電子レンジがあったか覚えていないと供述を変遷させた」と指摘しました。
さらに戸田市内のATМを何回か使ったと話したのに、そのATМを使用した事実がないことなどから、「日常的に生活していた事実はない」と認定、「住所要件をみたしておらず被選挙権はなかった」としていました。
判決後、取材に応じた市議は涙ぐみながら「タダ働きでいいから4年間やらせてほしかったという気持ちはあります」と話しました。
(04日16:43)
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