東京女子医大で2歳児死亡の医療事故 裁判で両親が証言 医師2人が業務上過失致死の罪に問われる|TBS NEWS DIG
東京女子医大病院で2014年、当時2歳の男の子が鎮静剤を長時間投与された後、死亡した医療事故。きょう、男の子の両親が法廷で当時の状況を証言しました。
「明後日、手術ね」
「うん!はい!」
「喉のここ治してもらうのね」
「えいえいおー!」
当時2歳だった孝祐ちゃん。2014年2月、首の腫瘍をとる手術を東京女子医大病院で受けました。
手術後、人工呼吸器をつけた状態でICUにうつされ、鎮静剤「プロポフォール」をおよそ70時間投与された後、亡くなりました。
小谷透 被告
「孝祐くんが亡くなり本当に残念でなりません。本当に申し訳ありませんでした」
麻酔科医だった小谷透被告(64)は初公判で謝罪。
しかし、小谷被告ら2人は業務上過失致死罪については、投与と死亡の因果関係を認めず、無罪を主張しています。
きょうの裁判では、孝祐ちゃんの父親が亡くなる前の様子をこう話しました。
孝祐ちゃんの父親
「亡くなる前日、『こんなに小さい体に麻酔をかけ続けて大丈夫でしょうか?』と(被告と別の)医師に聞いたら、『大丈夫です』と言われた」
一方、母親は最後にICUに入った時の状況を証言しました。
孝祐ちゃんの母親
「20人くらいの医療従事者が、ずらっと横一列に何もせず並んでいた。孝祐の状態が分からなかったので、『どのような状況ですか?』と聞いたら、医師から『死んでいます』と言われた」
検察官
「被告からは、その後謝罪は?」
孝祐ちゃんの母親
「ありません」
裁判は今後、病院の別の医師などの証人尋問が行われます。
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