“ロマンス詐欺”で二次被害 弁護士を名義貸し容疑で逮捕 借りた男は詐欺被害者から310万円詐取か
現役の弁護士が、別の男に弁護士の名義を貸したとして逮捕されました。名義を借りた男は、“ロマンス詐欺”の被害者らから着手金名目で金を受け取った疑いで逮捕されています。
弁護士法違反の疑いで逮捕されたのは、東京弁護士会に所属する現役の弁護士、竹原孝雄容疑者(82)です。
警察によりますと、竹原容疑者はすでに詐欺の罪で起訴されている不動産会社の役員、村松純一容疑者(41)に弁護士の名義を貸した疑いが持たれています。
竹原容疑者の弁護士事務所がうたっていたのが、“ロマンス詐欺”の被害者の救済でした。
『私の心はあなたでいっぱいなの』
SNSなどで出会った異性が言葉巧みに恋心を抱かせ、大金をだましとる犯罪 “ロマンス詐欺”。
関東地方に住む50代の女性も、被害を訴える一人です。
2021年、SNSで知り合ったフランス人の”ジャック・ベン”という男に言葉巧みに暗号資産への投資に誘われ、金をだまし取られてしまいました。
被害を訴える女性
「お恥ずかしい話ですが、(被害は)6500万円くらいです」
女性がわらにもすがる思いでインターネットで検索し見つけたのが、被害の救済をうたう竹原容疑者の弁護士事務所だったのです。
被害を訴える女性
「ネットの広告では、“被害に遭ったお金を取り戻すことができます”、“詐欺に強い弁護士が在籍している”という触れ込みが書いてありました」
女性は着手金210万円を支払いましたが、弁護士の竹原容疑者に直接会うことはなく、連絡はSNSのみ。やりとりも徐々に減っていきました。
約1年にわたる調査で届いたのは、報告書と題するたった5枚のA4用紙。金の回収の道筋は全く示されていませんでした。
被害を訴える女性
「弁護士って、なかなか縁のないものなので、世の中では“先生”って呼ばれているじゃないですか。“先生”にお願いすれば大丈夫なのかと思ってしまいますね」
警察は、竹原容疑者の弁護士名義を借りた村松容疑者が“ロマンス詐欺”の被害者ら5人から着手金など、合わせて310万円を受け取った疑いで再逮捕していて、警察は被害を訴えている女性にも事情を聞いています。
警察は竹原容疑者の認否を明らかにしていませんが、金は竹原容疑者の事務所の口座に振り込まれていて、警察は竹原容疑者も金を受け取っていたとみて調べています。
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