北日本大荒れ…暴風雪で視界“真っ白” スキー場にようやく“恵みの雪”(2023年11月29日)

北日本大荒れ…暴風雪で視界“真っ白” スキー場にようやく“恵みの雪”(2023年11月29日)

北日本大荒れ…暴風雪で視界“真っ白” スキー場にようやく“恵みの雪”(2023年11月29日)

 列島に強い寒気が流れ込み、北日本は大荒れに。北海道では暴風雪が吹き荒れ、目の前が見通せない状況となりました。

■激しい吹雪で視界は“真っ白”

 容赦なく吹き付ける強風。降った雪が吹き上げられ、視界を奪います。

 気象庁は北海道石狩市と留萌市に暴風雪警報を発表。北海道では局地的に冬の嵐に見舞われました。

 海沿いの道路を走っていると地吹雪に遭遇。ヘッドライトをつけた対向車を近付かないとと判別できない状況です。

 札幌から来た運転手:「どうもこうも…この吹雪、失敗したな。まあしょうがないよね。今の時期は。安全運転で行きます」

 まとまった雪は札幌市でも。観光名所の大通公園が雪化粧。子どもは積もり始めた雪にはしゃいでいますが…。

 札幌市内在住の親子:「道が凍ると子どもたちが歩くのに転ぶので凍った時が怖い」

 親からすれば心配事が絶えない季節のようです。

■スキー場にようやく“恵みの雪” 強い寒気

 同じ札幌市でも山間部に行くと雪の激しさは増します。この大雪を待ち望んでいた場所がありました。

 30日のオープンを控えた札幌国際スキー場。見渡す限り銀世界ですが、1週間前は一面、芝生だけの光景でした。全く雪がありません。それから週末に冬将軍が襲来。先週末から一気に積雪が増えています。

 元々は17日にオープンする予定でしたが、それが伸びに伸びて、やっと準備が整った形です。

 札幌国際スキー場 営業部 日戸雄介さん:「もんもんとしていた気持ちがやっと解き放たれる形。昨晩からの降雪が25センチほどあったので、それがなければきょうも延期だったのかなと」

■突然の積雪 倒木で…一時1000軒超が停電

 車道まで白く染まり始めているのは秋田県横手市です。大粒の雪が降り続き、29日朝までゼロだった積雪が午後には10センチを超えました。白い世界のなか、雪かきに追われていたのは保育園のバスの運転手です。

 保育園のバス運転手:「(雪かきは)バスが通るところを中心に」「(Q.きょうの雪はどうですか?)雨雪が重くて大変です。やっぱり夜中に凍っちゃうと、あすの朝、大変なので」

 大雪の影響とみられる停電も発生しています。

 福島県猪苗代町で雪が降りしきるなか、倒木の撤去作業が行われていました。東北電力によりますと、周辺で一時、1000軒以上が停電したということです。

 荒れた天気のピークは越えるものの、30日は北日本で真冬日が続出する寒さに。路面凍結による事故や転倒に注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事