浮かんでいるはずの島が陸続きに…滋賀県知事は取水制限の可能性示唆 統計開始以来最少の台風の影響で

浮かんでいるはずの島が陸続きに…滋賀県知事は取水制限の可能性示唆 統計開始以来最少の台風の影響で

浮かんでいるはずの島が陸続きに…滋賀県知事は取水制限の可能性示唆 統計開始以来最少の台風の影響で

 統計開始以来最も少ない4個の発生にとどまった今年9月と10月の台風。その影響からか近畿各地の水がめで今、異変が起きています。

 日本最大の湖、琵琶湖の沿岸(長浜市)では…。

 小林功明カメラマン「普段は琵琶湖に浮かんでいる島が水位が低下した影響で陸続きになっています」

 いつもは歩いて行くことが出来ない島へ続く道が姿を現していました。

 琵琶湖の水位が標準的な値より65センチ低くなったとして、滋賀県は情報を集約するための会議を設置しました。

 滋賀県広域河川政策室 栁本剛室長補佐「雨が少なかったことに尽きると思います。9月、10月の台風の発生数が合計4件と、統計を取り始めてから最少と聞いています」

  水位が下がると漁にも影響がー。琵琶湖特産の「セタシジミ」は、これからがおいしい季節なのですが…

 瀬田町漁業協同組合 吉田守組合長「水位が下がってくると水を下流に流せない。水が動かないし栄養分が供給されない」

 また、水位が低下すると湖の底にある藻がスクリューにからまり、船で通れない場所もあるのです。

 吉田組合長「シジミが取れないですから。行っても(エンジンの)油ばかり使って漁獲が上がらない」

 今後の見通しについて、滋賀県の三日月大造知事はー。
 「このペースで続くとさらに低下が進み、年末年始にかけて取水制限の検討をしなければいけない、ということもありうる」

 滋賀だけでなく、大阪、京都、兵庫の約1450万人にとって欠かせない水源となっている琵琶湖。取水制限の目安となるマイナス90センチに達したのは過去30年間で3回。最も水位が下がった1994年には琵琶湖や淀川流域で取水制限が実施され、一部の地域では水圧を弱めて水を供給するなど市民生活に影響が出ました。

 水不足は琵琶湖だけでなく、近畿各地でも―。

 兵庫県川西市にある猪名川流域の一庫ダムや、京都府南丹市にある桂川流域の日吉ダムでは、貯水率が低下した影響で11月から取水制限を始めました。今のところ、市民生活に大きな影響はないということですが、周辺の一部の自治体は、市民への節水を呼びかけています。

 果たして、深刻な事態になる前に水不足は解消するのでしょうか。

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