「かわいそうなことをした」「責任は全員に」2歳女児を監禁、死亡させた罪に問われた男 裁判で語る
大阪府富田林市で2歳の女の子をベビーサークルに閉じ込め、死亡させた罪に問われている男の裁判員裁判で、男は「反省している」「責任は全員にあったと思う」と語りました。
桃田貴徳被告「優陽に対して非常にかわいそうなことをしたと反省している」
落ち着いた声で淡々と語る男。桃田貴徳被告(52)は内縁関係にあった小野真由美被告(47)とともに昨年6月、富田林市の自宅に小野被告の孫で当時2歳の優陽(ゆうは)ちゃんを監禁して放置し、 熱中症で死亡させた罪に問われています。
<小野被告と長女のLINEのやりとり(一昨年12月 )>
「粘着テープなかったからグルグル巻きにしといた」
「息できる?」
「息は余裕。息は」
家族内で疎まれた優陽ちゃんは手足を縛られて木の板を張られたベビーサークルに入れられ、2日間にわたり閉じ込められていました。与えられたのはコップの水1杯のみだったといいます。この間、桃田被告と小野被告はユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行き、近くのホテルに連泊していました。
裁判で「自分に監督責任はない」と無罪を主張する桃田被告。事件の主犯とされる小野被告は涙ながらにこう訴えました。
小野被告「後悔と申し訳なさでいっぱいです。一番の責任は私にあると思います」
優陽ちゃんの手足を縛ることは小野被告の発案だった一方、ベビーサークルの改造や材料の買い出しは桃田被告とともに行ったと説明しました。
小野被告「直前に桃田被告と別れ話をしているところを子どもに見られ、子どもが落ち込んでいたために喜ばせようと思って旅行に行った。全然楽しくなかった」
24日午後3時半ごろ、証言台に立った桃田被告は―
桃田被告「助けを求めにくい雰囲気を作って真由美を追い込んでしまった」
弁護人「 責任は誰にあるのか?」
桃田被告「全員にあったと思う」
反省の言葉を述べる一方、ベビーサークルの改造は小野被告の指示だったと話しました。2人の間に共謀が成立するのかどうか。裁判は29日に結審します。
◇◇◇
【中継=櫻茜理記者】
午前9時半から行われていた裁判は午後5時過ぎに終了しました。
桃田被告は冒頭、反省の言葉を述べましたが、一方で粘着テープで縛る案は小野被告の発案だとし、「最初やりすぎだと思ったが、それ以外の方法を教えることも一緒に考えることもなかった」、ベビーサークルに入れることは「一番安全な場所だと思っていた」などと話しました。
裁判の争点は、『保護監督する立場だったか』『小野被告との共犯が認められるか』ですが、桃田被告は「小野被告とは事件前に内縁関係を解消していて、優陽ちゃんの養育者という認識もない」と無罪を主張しています。
桃田被告への被告人質問は来週月曜日(27日)も続き、小野被告を含めた2人の証言に裁判官らがどう判断するかがが注目されます。
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