古いカーナビ使い救急搬送 病院は6年前に移転・・・到着8分遅れる(2022年3月2日)
コロナ禍で搬送先が見つからないなか、ようやく受け入れ先の病院が決まった救急車。しかし、到着したのは別の病院でした。一体、何が・・・。
先月21日の明け方、福岡県の飯塚消防署に男性から救急車を要請する電話がありました。
救急車は男性宅に到着しますが、7件目の問い合わせでようやく搬送先を見つけます。
午前7時6分に病院に到着のはずが、すでに6年前に移転済みだったのです。
その後、8分遅れで移転先の病院に到着しますが、搬送された男性の現在の容体については明らかにされていません。
なぜ、こうしたことが起きてしまったのか。
問題はカーナビにありました。
救急車が向かう予定だったのは管轄外の北九州市小倉北区にある病院。
当時、管轄地区で唯一の救急センターがある病院は新型コロナのクラスターが発生し、受け入れを停止していました。
カーナビに行き先を入力して向かいますが、着いたのは移転する前の住所である小倉南区。
カーナビは8年前から更新されていない古いデータのものだったのです。
飯塚地区消防本部・篠崎太望総務課長:「本来なら管内の病院であれば間違いは起きないんですけど、病院が移転しているというのが想定できていなかった」
飯塚地区消防本部では、8年ごとに救急車を買い替える時にのみカーナビを更新するとしてきました。
飯塚地区消防本部・篠崎太望総務課長:「管轄外に搬送する場合、まずは所在地の確認を徹底して参りたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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