ベビーサークル内は30.5℃に…2歳女児の手足縛り監禁、死亡させたとされる男「養育者の認識ない」

ベビーサークル内は30.5℃に…2歳女児の手足縛り監禁、死亡させたとされる男「養育者の認識ない」

ベビーサークル内は30.5℃に…2歳女児の手足縛り監禁、死亡させたとされる男「養育者の認識ない」

 去年6月、大阪府富田林市で2歳の女の子の手足を縛ってベビーサークルに閉じ込め、熱中症で死亡させた罪に問われている男の裁判が始まり、男は無罪を主張しました。

 桃田貴徳被告(52)
「ベビーサークル内は一番安全な場所だと考えていました」

 落ち着いた様子で淡々と説明したのは、富田林市の無職、桃田貴徳被告。内縁関係にあった小野真由美被告(47)とともに、保護責任者遺棄致死などの罪に問われています。

 起訴状などによりますと、2人は去年6月、大阪府富田林市の自宅に小野被告の孫で当時2歳の優陽ちゃんを監禁していました。

 優陽ちゃんは両腕と両足を粘着テープで縛られた上で、ベビーサークルの中に。さらに、ベビーサークルは側面と上の部分に板が張られていて、食べ物や飲み物も十分に与えられないまま、2日間にわたり閉じ込められていました。サークル内の温度は30.5度に及び、その後、熱中症で死亡しました。

 小野真由美被告
「育児にストレスがあった。週に1、2回、優陽の手足を粘着テープで縛るようになった」

 桃田貴徳被告
「小野被告のストレスを発散するために出かけた。事件当日の朝5時に家を出て奈良県とUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行った」

 しかし、2人は実際には、優陽ちゃんが亡くなる2日前からユニバーサル・スタジオ・ジャパン近くのホテルに連泊していました。

 桃田被告は16日の初公判で…。

 桃田貴徳被告
「私は優陽の手足を縛ったり、ベビーサークルの中に入れていない。家にいた小野被告の四男が世話をしていると思っていた」

 さらに。

 桃田貴徳被告
「小野被告とは(事件の数日前に)内縁関係を解消していた。優陽の養育者であるという認識もない」

 そのため、優陽ちゃんを保護・監督する責任はなく、無罪だと主張しました。

 一方、検察側は「被告は優陽ちゃんに発達障害の症状が現れ始めて、輪ゴムを食べたり、汚物を部屋にまき散らしたりすることを疎ましく思っていた。小野被告と相談して、事件以前から外出時には日常的に自らが改造したベビーサークル内に閉じ込めていた」などと指摘しました。

 裁判は17日も開かれる予定です。

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