全国最年少の女性市長が誕生 八幡市長選で川田氏が初当選“反維新”で結集…京都市長選の行方に注目

全国最年少の女性市長が誕生 八幡市長選で川田氏が初当選“反維新”で結集…京都市長選の行方に注目

全国最年少の女性市長が誕生 八幡市長選で川田氏が初当選“反維新”で結集…京都市長選の行方に注目

 12日、京都府の八幡市長選挙が行われ、全国で最年少の女性市長が誕生しました。戦いの裏側には何があったのでしょうか。

 「バンザーイ!」

 12日、投開票が行われた八幡市長選で初当選した川田翔子さん(33)。

 川田翔子さん「みなさまが党派を超えて、垣根を越えて、立派な勝利を飾らせていただくことが出来ました」

 女性として全国最年少の市長となる川田さんは、自民・公明・立憲が推薦するいわゆる“相乗り”候補でした。今回の選挙は、川田さんが、維新が公認する候補と、共産が推薦する候補と戦う構図になりました。

 維新公認の尾形賢さん(43)は元々所属していた自民党を離れ、「自民党ではしがらみのない政治は実現できない」と維新に“鞍替え”したのです。

 日本維新の会 吉村洋文共同代表「自民党と立憲民主党と公明党が一緒にやっているってもうむちゃくちゃ。どういう八幡を目指すんですか?古い政治やめましょう。談合みたいな政治」

 国政では敵対する自民と立憲ですが、共通の敵である維新への“恐怖心”と“危機感”を共有し、総力を結集して臨んだと言います。

 自民党京都府連会長 西田昌司参議院議員「八幡に、京都に、維新の魔の手を伸ばすわけにはいきません!」

 一方で、相乗り候補の擁立に否定的な声は党内にも…。

 尾木水紀記者「自民党の二之湯真士さんが離党届を提出するため、京都府連へと入っていきます」

 実は来年の京都市長選挙でも、京都府議の二之湯真士さんが自民党を離れ出馬することを表明し、自民・公明・立憲は“相乗り候補”を推す方向です。八幡市長選と似たような構図になるため、“前哨戦”とも言われていました。

 “古い政治”からの脱却を唱え、大阪府外で初の公認市長誕生を目指した維新と、自民・立憲、強固な組織力で臨んだ戦いの結果はー。

 「バンザーイ!」

 立憲民主党 山井和則衆議院議員「私たち全員が党派を超えて、川田市長を応援し、みんなで支えていこうじゃありませんか!」

 反維新の思惑が結集した候補が勝利する結果となり、来年2月に迫った京都市長選の行方にも注目が集まります。

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