「2回以上かかる可能性がある」インフルエンザ流行中 各地で警報レベル 感染後に予防接種は?感染対策は“手洗い・うがい・換気・湿度“【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「2回以上かかる可能性がある」インフルエンザ流行中 各地で警報レベル 感染後に予防接種は?感染対策は“手洗い・うがい・換気・湿度“【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「2回以上かかる可能性がある」インフルエンザ流行中 各地で警報レベル 感染後に予防接種は?感染対策は“手洗い・うがい・換気・湿度“【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

日本各地で猛威を奮う季節性インフルエンザ。今年の特徴や気をつけるべきことを専門家に聞いていきます。

■患者報告数は8万1160人(10月16日〜22日) まだまだ増える予測も

上村彩子キャスター:
日本各地で猛威をふるう、「季節性インフルエンザ」。今年の特徴や気をつけるべきことを、東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅先生に伺っていきます。

まず、国立感染症研究所が毎週発表しているインフルエンザ流行レベルです。最新(10月16日〜22日)のものを見てみると、警報のピンクや濃いピンクが目立ちます。
全国43都道府県で警報や注意報レベルとなっています。
さらに10月23日以降、北海道・秋田・群馬・山梨・鳥取で、警報レベルに切り替わっているんです。

そして、厚生労働省HPによる全国インフルエンザ患者報告数を見てみると、2023年度は9月から10月にかけて急増し、▼10月16日〜22日には8万1160人になっています。
コロナ禍前の2019年度には、早くから流行が始まっていることがわかり、▼ピークには11万5188人でした。
さらに、今年(2023年度)は、まだまだ増えることも予測されているんです。

〈全国インフルエンザ患者報告数〉
・2019年度 ピーク時 11万5188人
・2023年度 10月16日~22日 8万1160人
※厚生労働省HPを基に作成

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師
「今年のインフルエンザは、2回以上感染する可能性がある」

■かかりやすさに“コロナ禍”が影響か

上村キャスター:
今までも他の方にかかってしまうというのを聞いたことがあるんですが、今年はさらに注意が必要ということでしょうか。

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師:
今流行ってるのは、「A型のH3」ですけれども、東南アジアなどでは「A型のH1」が流行しております。一つにかかっても、その後別のタイプの流行があるとかかる可能性がありますし、さらに例年は春先にB型が流行することもあるので、やはり複数回感染するということはあり得ます。

井上貴博キャスター:
例年、複数回違う方に感染するというのはよくあることですけど、今回もやはり流行の期間が長いと、それだけウイルスに晒されるリスクが高まるということだと思うんです。
コロナ禍で3年くらいインフルエンザがゼロに近かったじゃないですか。そうすると、今年は何か症状で、例年との違いを感じることはありますか?

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師:
確かにおっしゃるように、コロナ禍でどのタイプにも皆さん免疫が下がってたり、社会で下がってるので、よりかかりやすいということはありますけども、私が診察しているところでは症状としては、コロナ前と、インフルエンザとしては同じような症状と思っています。

井上キャスター:
厚労省によると、現在、出荷停止になっているお薬が2割くらいあるという情報ありますけど、やはり少ないものですか。

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師:
特にせき止めなどですけれども、処方箋で薬局に言って渡しても、やはり薬局から「せき止めの在庫がない」ということで、なかなかお渡しできないケースもあります。

■“予防接種前に感染”は今からワクチン打つべき? タイミングは?

上村キャスター:
続いて予防接種についても伺っていきます。
インフルエンザの予防接種が始まるのは、一般的に10月中旬ごろからと言われていますが、例えば9月に既に感染した場合、今からでもワクチンを打つべきでしょうか。

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師:
打った方がいいと思います。インフルエンザも「A」あるいは「B」など、いくつかタイプがあります。
一つに感染しても他の方に対してまだ免疫が不十分なケースも多いと思いますので、そういうものに対してもワクチンというのは、「A」二つ、「B」二つの種類に免疫ができるようになってますから、そういう意味では接種した方がいいかと思います。

上村キャスター:
さらに、現在まさに感染して療養中という方がワクチンを打つとしたら、タイミングとしては、どうすればいいでしょうか。

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師:
やはりインフルエンザの症状がすっかり無くなってから、体調が良くなってからということがいいと思います。やはり一つ副反応が出たときに、インフルエンザの症状なのか、ワクチンの症状なのかというところの判別が困難ということもあります。

井上キャスター:
あくまでもワクチンを打ってもかかるわけじゃないですか。でも重症化を予防しましょうと。
お子さんで特に心配なのが「インフルエンザ脳症」。あの辺りの予防効果でワクチンはどのくらいあるのでしょうか。

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師:
小さいお子さんの重症化も7割8割の予防効果が示されていますので、特に小さいお子さんというのは接種した方がいいと思います。

■感染対策は“手洗い・うがい・換気・湿度“の他にも

上村キャスター:
さらに、今後の感染対策を今一度確認します。
ま…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231103-6119317)

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