「妄想は犯行の組み立てに影響せず」青葉被告を精神鑑定した医師2人が共通の意見示す 京アニ裁判

「妄想は犯行の組み立てに影響せず」青葉被告を精神鑑定した医師2人が共通の意見示す 京アニ裁判

「妄想は犯行の組み立てに影響せず」青葉被告を精神鑑定した医師2人が共通の意見示す 京アニ裁判

 京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判で30日、被告を精神鑑定した2人の医師が「妄想は犯行の計画には影響していない」とする共通の見解を示しました。

 青葉真司被告(45)の裁判をめぐっては、事件当時の刑事責任能力の有無が争点になっていて、起訴前に精神鑑定を行った医師は犯行の動機について、「精神疾患の影響はほとんど認められない」と証言していました。

 これに対し、起訴後に鑑定を行った医師は「被告は重度の妄想性障害で精神疾患が動機に影響を与えた可能性がある」と話し、意見が分かれていました。

 この日の裁判では2人の医師がともに証言台に立ち、双方が改めて鑑定結果を説明する一方、青葉被告の精神疾患について「犯行の組み立て(計画)には影響していない」と共通の意見を示しました。

 裁判官らは今後、2人の医師の見解をもとに、被告の刑事責任能力の有無や程度を判断することになります。

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