「敵基地攻撃能力」を「自衛反撃能力」に 自民・外交部会長が名称変更を提案
自民党の佐藤外交部会長は、政府が検討を進めている「敵基地攻撃能力」について、「自衛反撃能力」と名称を変更するよう岸田総理に提案しました。
自民・佐藤正久外交部会長
「国民の理解を得るという観点からも、名称、私はそういう意味で、自衛反撃能力というのをよく言っておりますけども、総理の考えをお聞かせください」
岸田首相
「国家安全保障戦略の議論等を通じて、しっかりとした検討を行っていきたいと思います。その手段の名称につきましても、国民の理解をえられるために、しっかり、検討しなければいけない大きな課題であると思います」
政府が保有を検討している「敵基地攻撃能力」の名称を巡っては、「先制攻撃と誤解される可能性がある」などとして、与野党双方から懸念が上がっていました。
佐藤外交部会長は、「反撃力と言えば先制攻撃ではなくなる」などとして、「自衛反撃能力という名称であれば、野党も乗れるのではないか」と岸田総理に提案しました。
岸田総理は政府が新たに改定する「国家安全保障戦略」の議論を通じて検討を行っていく考えを示しました。
(28日18:33)
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