融資金詐欺事件の被害総額は9億7600万円 「書類確認が形式的で改ざん見抜けず」業績予想は変更せず 東和銀行｜TBS NEWS DIG
群馬県前橋市に本店がある東和銀行から融資金をだまし取ったとして、男2人が逮捕された事件で、東和銀行は被害の総額が9億7600万円に上ることを明らかにしました。
東和銀行 桜井裕之 副頭取
「ご心配とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」
東和銀行は、2019年から去年にかけて、事業の運転資金などの名目で融資金をだまし取られたとして刑事告訴していました。
警察はきのう、東和銀行から融資金965万円余りをだまし取ったとして東京・足立区のアルバイト田中利武容疑者（59）ら男2人を逮捕しています。
田中容疑者らは、改ざんした確定申告の書類を提出する手口で、融資を受けていましたが、東和銀行は「融資に関わった行員2人による書類の確認が形式的なものにとどまり、改ざんを見抜けなかった」としています。
被害の総額は9億7600万円に上るとみられていますが、東和銀行は「業績予想は変更しない」と発表しています。
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