住職殺害後に“不可解な行動” 練炭を2カ月間保管 「住職は入院中」嘘の説明も…【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年10月12日)

住職殺害後に“不可解な行動” 練炭を2カ月間保管 「住職は入院中」嘘の説明も…【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年10月12日)

住職殺害後に“不可解な行動” 練炭を2カ月間保管 「住職は入院中」嘘の説明も…【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年10月12日)

 東京・足立区の寺で住職を殺害したとして、寺の霊園を管理する石材会社の齋藤竜太容疑者(50)と青木淳子容疑者(63)が逮捕された事件。この犯行には、28個の練炭が使用され、複数回にわたって購入されていたということです。事件を巡り、不可解な点が指摘されています。

■納骨堂…広さは10畳ほど 窓はなし

 住職の知人:「町会の役員をやっている時とか、執行部として皆を統括するような感じでまとめていました」

 7月、東京・足立区の源証寺にある古墳を模した墓地の地下にある納骨堂で、住職の大谷忍昌さん(70)が殺害された事件。7日、急展開を迎えました。

 亡くなった大谷住職と取引のあった石材会社の社長・齋藤容疑者と役員の青木容疑者が逮捕されました。

 車で寺に向かい、納骨堂に練炭を持ち込み火をつけ、住職を一酸化炭素中毒で殺害した疑いが持たれています。

 犯行に使われた練炭は28個。納骨堂の広さは10畳ほどで、高さはおよそ3メートル、窓はありません。

 納骨の準備で降りてきた住職は異変に気づきます。「練炭がある」と言って妻を呼んだ後、再び堂内へ。練炭を取り出す途中で倒れました。

■焼却炉にはガソリン 爆発させ殺害狙ったか

 およそ2カ月半、逮捕されるまでの2人の行動は不可解なものでした。

 事件後、墓の購入をした近隣住民によりますと、青木容疑者は「住職が体調不良で入院している」と説明していたといいます。

 齋藤容疑者は、千葉県内のホームセンターで、練炭を複数回にわたって購入していたということです。

 齋藤容疑者は自分名義のトランクルームに練炭数十個と着火剤を保管したままでした。

 事件には練炭だけではなく、納骨堂のすぐ近くにある焼却炉では、ガソリンの入ったペットボトルが数十本見つかったといいます。

 警察は2人が練炭を仕掛けたのと同じタイミングでガソリンを入れたペットボトルを設置したとみていて、爆発させて殺害を狙った可能性もあります。

■寺の指定石材店となるも…近隣住民「高い」

 住職と石材会社の容疑者2人に浮上したのは、あるトラブルです。

 現場となった寺の一画にあるのは、容疑者2人の石材会社が管理する霊園です。

 3年前の3月、墓の販売にまつわる契約を結び、密接につながっていた寺の指定石材店でした。関係は良好でしたが…。

 近隣住民:「サラリーマンだと(墓が)やっぱり高いらしいよね」「(Q.墓石が?区画が?)区画も全体に(高い)」

 別の近隣住民も墓石はあっても名前が刻まれていないため“余っている”と感じていたそうです。

 宗派を問わず墓を売り出したかった容疑者2人と、日本に古くからある「在来仏教」に販売を限定したかった住職。霊園の運営方針を巡り、深まった溝。事件の背景には、何があったのでしょうか。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年10月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事