国連総会へゼレンスキー氏ら要人集結 英皇太子もNYで“あるミッション”(2023年9月19日)
国連総会に出席するため日本時間19日、ニューヨークに出発した岸田総理大臣。ニューヨークにはゼレンスキー大統領をはじめ、各国の要人が次々と集結しています。そのなかにはイギリスのウィリアム皇太子の姿も。ライフジャケットを着てあるミッションに向かいました。
■国連総会 ゼレンスキー氏ら“集結”
国連総会が行われるニューヨークには、一般討論演説を行う予定のウクライナのゼレンスキー大統領。そして、岸田総理も向かっています。
就任したばかりの上川外務大臣は早速、外相会談。ブリンケン国務長官を待っていると、外国のメディアと肩がぶつかってしまいます。
ブリンケン国務長官:「ヨーコ!元気ですか?」
上川大臣:「アントニー。あなたは?」
プチハプニングがありながらも、外交デビュー完了です。
■NY入りのウィリアム皇太子は港へ
各国の要人が集まるなか、この人もニューヨークに到着。国連本部に姿を見せたのは、イギリスのウィリアム皇太子です。ビル群の前に広がるニューヨーク港を訪れ、ボートを降りると、ライフジャケットを身に着け、濁った水を気にする様子もなくザブザブと進んでいきます。皇太子にはあるミッションが待っていました。
イギリスのウィリアム皇太子が大都市ニューヨークのど真ん中ニューヨーク港で水につかりながら進んでいきます。水の中からすくい上げたのはカキ。ウィリアム皇太子が参加したのは水質が悪化したニューヨーク港を10億個のカキで浄化し、カキ礁を回復させるプロジェクト。
ウィリアム皇太子:「ここにはどれくらいのカキが?」
スタッフ:「およそ1億3000万個です」
カキを一つひとつチェックするウィリアム皇太子。参加者と肩を組み、気軽に写真を撮る姿もありました。
エコ意識が高いといわれるイギリス王室。環境問題に熱心なチャールズ国王は有機農業に力を入れ、息子のウィリアム皇太子を伴って農場を訪れたことも。ウィリアム皇太子はバケツを手に、自らブタに餌(えさ)をやります。そうした父親の背中を見ているのか、ウィリアム皇太子も2020年、気候変動を食い止めるアイデアや技術に取り組む人たちを表彰する「アースショット賞」を創設しています。
ウィリアム皇太子:「私自身としては、環境問題について代々継承している王室のファミリーヒストリーに感慨を覚えます」
■ジョージ王子は“動物の絶滅”危惧
環境への意識は、さらに次の世代へ受け継がれているようです。3年前、世界的な動植物学者にウィリアム皇太子の子どもたちがこんな質問をしています。
シャーロット王女:「ハロー、デイビッド・アッテンボロー先生!私はクモが好き。あなたは?」
ルイ王子:「あなたはどんな動物が好き?」
年長のジョージ王子はすでに環境問題に関心があるのか。
ジョージ王子:「今後どういった動物が絶滅危惧種になると思いますか?」
当時7歳にして、「絶滅」というワードを使っていました。
動植物学者 デイビッド・アッテンボロー氏:「どんな動物も絶滅させてはいけない。やる気になれば絶対、動物の命を救うことはできるんです」
ウィリアム皇太子はあす、環境問題について講演するなど、2日間ニューヨークに滞在するということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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