千葉“線状降水帯”倒木直撃に孤立も…各地で被害相次ぐ 茨城・福島「緊急安全確保」(2023年9月8日)

千葉“線状降水帯”倒木直撃に孤立も…各地で被害相次ぐ 茨城・福島「緊急安全確保」(2023年9月8日)

千葉“線状降水帯”倒木直撃に孤立も…各地で被害相次ぐ 茨城・福島「緊急安全確保」(2023年9月8日)

列島に向けて北上を続けていた台風13号の影響で、8日は各地で猛烈な雨に見舞われ、深刻な被害も出ています。

茨城県で8日に出された、記録的短時間大雨情報は合計8回。県の北部と南部にまたがる形で、線状降水帯も発生しました。

朝から本降りだった東京都心。通勤・通学の足に目立った混乱こそなかったものの、影響はそこかしこに表れました。渋谷区・代々木公園近くの道路では街路樹が倒れ、通行止めに。けが人は出なかったといいますが、その時、真下にはタクシーが止まっていました。

倒木が直撃したタクシーの運転手:「木が直撃したのは、ボンネットの右側。ちょっと休憩しようと思って、車外に出たんです。いきなり自分の車めがけて落下してきた」

墨田区では、錦糸町駅近くのビルで、外装工事の足場が崩れかける被害が出ました。道路に規制が敷かれましたが、こちらもけが人は確認されませんでした。

千葉県内には、午前中から線状降水帯が発生し、1時間に100ミリを超える猛烈な雨が、広い範囲で降りました。記録的短時間大雨情報は、8日だけで合計11回を数えました。

井澤健太朗アナウンサー:「土砂崩れが起きています。何本も太い木が倒れてしまっています。電柱を巻き込んで、木が倒れてきています。そしてその奥には、山肌がはっきりと見えています」

崩れた斜面。ふさがれた先を心配して来た、1人の男性に話を聞きました。

住民:「自宅の裏手側の土砂が崩れちゃった。(Q.自宅はどちらに)この上なんですよ。上っていって、上にある。(Q.自宅前の道路は)ふさがってて、帰れない状態ですね」

家には当時、70歳の母親が1人でいたといいます。倒木を避けてかけたハシゴから、応急措置的に物資を運んでもらいます。

母親:「(Q.それは油ですか)ちょうどね、揚げ油がなくなって『買ってきて』って言ってたら、こうなっちゃったから。(Q.時間かかりそうですよね)うん…これはかかりますね。東電さんが忙しいみたいだから、来てくれるかどうか」

同じ市原市内では、20人が乗った観光バスの前方を細い木々が幾重にも重なってふさぎました。

乗客:「鴨川シーワールドに行く予定だったが、それを断念しまして。帰路に就こうと思っていたら、右側から小さい木が倒れてきたところで、一気に土砂が流れてきて。ブレーキを踏んでいなければ、ほぼ100%土砂崩れに巻き込まれていた」

断続的に振り続けた雨は、次第に許容範囲を超え始め、街をのみ込みました。千葉県内では8日だけで7カ所、川の氾濫が確認されたといいます。

12時間雨量が371.5ミリと、観測史上1位の雨を記録した、茂原市。平年の9月一カ月分に降る雨を上回る量が、たった半日で降りました。市内では、住宅などの床上浸水が6件、把握されていますが、実態は、もっとひどいかもしれません。

住民:「(Q.家の周辺の水は)それを見に来たけど、とても行ける状態じゃない。たぶん家の中はここまで来てるんじゃない」

8日夜は、親戚の家に身を寄せることにしたといいます。

住民:「(Q.今、家のどんなことが心配)たぶん家財道具が、みんな宙に浮いてるんじゃない。水でプカプカ。しょうがない」

消防隊員が向かった先には、家が浸水被害に遭った人たちが何人も、屋根の上に避難していました。午後4時過ぎ、救命胴衣を持った隊員が救助に向かいます。そして、最低限の荷物だけを持って、住民が、救い出されました。

救助された人:「(Q.けがは)特にないです。迅速に(対応)していただいたので。(Q.まだ孤立している高齢者はいる)結構いますね。3~4軒いらっしゃるんじゃないですか」

茂原市の北部に隣接する、大網白里市。ここでも街中が水浸しに。水が流れ込んでしまった、飲食店の様子を取材させてもらいました。このお店は4年前にも、台風に伴う大雨で浸水被害に遭っていたといいます。

軽食居酒屋『再会』樋口礼子さん:「畳も全滅。4年前に取り替えて、またこれ。もうないのかなと思っていたけど、やっぱりね。(Q.これから後片付けを)そうだね。一生懸命、頑張ってやりましょう」

雨雲は北上を続けます。茨城・日立市では、市役所の中に水が流れ込む被害が確認されています。福島・いわき市では8日午後8時40分、市内の一部に『緊急安全確保』が発令されました。予断を許さない夜が、続きます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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