「報酬は100万円」犯行のきっかけは“友人の誘い”銀座覆面強盗事件の初公判(2023年9月8日)

「報酬は100万円」犯行のきっかけは“友人の誘い”銀座覆面強盗事件の初公判(2023年9月8日)

「報酬は100万円」犯行のきっかけは“友人の誘い”銀座覆面強盗事件の初公判(2023年9月8日)

今年5月、東京・銀座の高級腕時計店に白い覆面姿の3人の男たちが押し入り、店員を刃物で脅して腕時計など74点、3億円相当が奪い取られた強盗事件。8日、犯行当時、高校3年生だった18歳の男の初公判が開かれました。

この事件では、16~19歳までの4人と、車を手配した33歳の男の合わせて5人が逮捕されています。

18歳の男は、従業員(当時32)に対し、刃物を示して「伏せろ、ぶっ殺すぞ」などと言って脅迫し、腕時計などを奪った強盗の罪などに問われています。
18歳の男(被告人質問):「私の記憶の中では『ぶっ殺すぞ』という言葉に関しては言っていません。それ以外に関しては間違いないです」

起訴内容を認め、被告人質問では、事件に関わった経緯を明かしました。
18歳の男(被告人質問):「友だちから会おうと誘われ、そのときに『仕事をやらないか』と言われました」

事件2日前、小中学校が一緒だった友人から“仕事”に誘われたという男。報酬は100万円だと伝えられたといいます。
18歳の男(被告人質問):「報酬が高額なので、最近、はやっている詐欺だと思いました。友だちは『詐欺じゃないよ』と。その言葉を信じてしまいました」

男は、友人や親族から15万円の借金をしていたことから、仕事を引き受けたそうです。

そして事件当日、指示された場所に行くと、知らない3人が待っていました。そこで、リーダー格の男・Aから仕事の内容を告げられたといいます。
18歳の男(被告人質問):「A君から初めて仕事の内容が強盗だと知らされて、作業服に着替えるように言われた。ナイフを持って『これが、きょうのあなたのモノです』と」

さらに、8日の公判では、当初の犯行現場は、上野の時計店でしたが、急きょ、銀座の店に変更になったことが明らかにされました。
18歳の男(被告人質問):「上野の時計店の周りにつくと、警察官がいて、強盗をやらなくて済むと安心していた」

しかし、その後、男らは銀座に移動。18歳の男は、途中で逃げようと考えたものの、結局、犯行に及んだといいます。

検察側は論告で、「白昼堂々行われた大胆で悪質な犯行」などと指摘して、懲役7年を求刑。一方、弁護側は「被告人の立場は積極的でなく従属的だった」などとして、執行猶予付きも判決を求めました。

判決は、25日に言い渡される予定です。
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