「もしもしバカ野郎」処理水巡り関西でも相次ぐ“迷惑電話” カフェに100件超「恐怖でしかない」

「もしもしバカ野郎」処理水巡り関西でも相次ぐ“迷惑電話” カフェに100件超「恐怖でしかない」

「もしもしバカ野郎」処理水巡り関西でも相次ぐ“迷惑電話” カフェに100件超「恐怖でしかない」

 原発の処理水を海洋放出して以降、相次いでいる中国からの“嫌がらせ電話”が、関西でも確認されました。

 29日、大阪市内にある飲食店のオーナーが見せてくれたのはーー。

 コンセントカフェ オーナー・村井順一さん
「これ5分おきですね。この辺」
「またちょっと時間あいて10分おきに…。この辺はもう臨戦態勢に入っている」

 中国から発信されたとみられる“嫌がらせ電話”です。
 実際の音声がーー。

 村井順一オーナー
「はい、ありがとうございます。コンセントカフェです」
 男性らしき機械音声
「君たちはバカじゃないか。お前らは核排水を海に捨てて。お前らは病気じゃないか。君の家族全員が死んだ」

 男性らしき声が聞こえたかと思えば……。

 女性らしき声
「もしもし バカ野郎」

 男性らしき声は音声読み上げ機能を使っているのか、同じメッセージが何度も繰り返されました。

 中国から発信されたとみられる電話は、29日までにあわせて100件以上、確認されているということです。

 コンセントカフェ オーナー・村井順一さん
「恐怖でしかないので、ピリピリした状態で電話をとるっていう」
「うちはいうてもカフェですし、そこまでの発信力、発言力はないので、本当にやめてもらいたいなと思いますよね」

 先週木曜日(8月24日)からはじまった福島第一原発の処理水の海洋放出以降、“嫌がらせ電話”が関西でも相次いでいます。

 大阪市の中央区役所では、28日午後、日本語の機械音声が流れる電話が3件確認されたということです。

 直後には中国語で一方的に話してくる電話もあり、大阪市は今後も頻繁に電話があった場合は対応を検討するとしています。

 いったい、何が目的なのでしょうか。中国政治などに詳しい専門家はーー。

 神田外語大学・興梠一郎教授
「(中国)国内の不満が溜まっている。不動産や失業の問題もある。いま景気が悪いですから。日本をたたくことによって、不満がそちらに向かう。中国当局にとっては国内問題の矛盾の解消、こういった意味合いがある」
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