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ビッグモーター問題発覚後 整備・修理現場の立ち会い増加…現役社員「大きな打撃」(2023年8月27日)
保険金不正請求問題で揺れるビッグモーター。報告書が公表されてから1カ月余り、車の整備の現場に起きた変化を取材しました。
■整備・修理現場の立ち合い増加
整備士:「多少は音が出るんですけど、ちょっと大きめですね。コンプレッサーの中で何かしらの不具合が出ている可能性が高い」
依頼者は愛車の修理の熱心に見つめていました。
依頼者:「家に来てくれるのもあるし、(作業を)見られるので、ビッグモーターの件もあるので安心感はある」
Seibii広報 岩熊英一さん:「(客が)『終わったら教えてくれ』と、今までなら家でずっと待っていたが、今年は6月、7月くらいからずっと作業を見ている方が多くなった。自動車業界のことで色々と問題があったのが原因かなと」
保険金不正請求問題に揺れる、中古車販売大手の「ビッグモーター」。兼重宏行前社長と息子の宏一前副社長の辞任から1カ月。創業者一族と決別し、どう変わったのでしょうか。
■ビッグモーター社長「常識合ってなかった」
ビッグモーター 和泉伸二社長:「皆様、社長の和泉です」
新たに就任した和泉伸二社長が社員に送ったビデオメッセージです。謝罪会見では、涙ながらに再生への決意を訴えていた社長。
ビッグモーター 和泉伸二社長:「当社の常識が世の中の常識と合っていなかったことに尽きると考えています。これまで外部の目を入れずトップダウン、スピード重視だった当社でしたが、世の中の常識にかなう、そういった体制を整え、しっかりとした経営をできるように変えていきます」
■現役社員「大きな打撃を感じている」
ただ、ビッグモーターは急速に客足が離れ、売り上げが大幅に落ち込んでいるのが現状です。
現役社員:「新規の板金修理の受け付けは停止しているので、粗利を得る場所がゼロ。既存のユーザーとの縁を切らさないための活動や、囲い込む活動がメインになっている」
営業部門は車の査定サイトを通じた電話での営業活動を自粛しているといいます。
現役社員:「会社全体の受注の6から7割を占めていたのが新規の客。そこが3分の1に減るのはかなり大きな打撃」
売り上げの減少に伴い、社員に直接響いてくるのが給与です。営業職では、車の販売や買い取り台数に応じて利益の数%が給与に反映される制度でした。客の減少は不安の種ですが…。
現役社員:「マージンに関しては『補填(ほてん)の策を取る』と通達があった。4、5、6月の個人の平均粗利からマージンが算出される形になった。極端な話をすれば8月、1台も販売・買い取りしなくても過去3カ月に達成した粗利から算出されるマージンだけは勝手にもらえる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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