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セブン&アイHD臨時取締役会が延期 「そごう・西武」売却方針決定から10か月 混迷続く|TBS NEWS DIG
セブン&アイ・ホールディングスによる傘下の百貨店「そごう・西武」の売却交渉。労働組合や地元などとの協議がまとまらないという異例の展開となっています。
きょう行われる予定だったセブン&アイ・ホールディングスの臨時の取締役会。百貨店「そごう・西武」の海外の投資ファンドへの売却を最終決定する場になるはずでしたが、延期となりました。
おととい、そごう・西武本社から出てきたのはセブン&アイのトップ、井阪隆一社長。子会社「そごう・西武」の労働組合と協議するため、親会社のトップ自ら訪れたのです。しかし…
そごう・西武労働組合 寺岡泰博 中央執行委員長
「何か特段我々が理解できるというところまではいたってないかなと認識してます」
組合は売却後、▼雇用が守られるのか、▼百貨店事業が継続できないのではと懸念を持っており、先月末にはストライキ権を確立。協議の進捗によってはストライキの実施も辞さない考えです。
そごう・西武労働組合 寺岡泰博 中央執行委員長
「一方的な協議の打ち切りとか、そういうことがあれば、間違いなく、そういうこと(ストライキなど)も検討せざるを得ないかな。緊張感が高まっているという認識はあります」
一方、セブン&アイはおととい、西武池袋本店のある豊島区の区長や経済団体にも今後の事業プランを説明しました。
豊島区 高際みゆき 区長
「(町の人は)初めてご覧になって、初めて説明を聞いているので、その場でいいですとか、悪いですねっていうことは言いづらい」
初めてプランの説明を受けた地元の経済団体からは、「実現できるのか?」疑問の声が上がったといいます。
しかし、セブン&アイは早期の売却完了を目指す姿勢を崩していません。
関係者
「早く売却したいことに変わりはない。来週が大きな山場になる」
売却方針決定から早や10か月…大詰めの交渉が続いています。
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