【防犯カメラが捉えた】「ショックとしか言いようがない」無人古着店窃盗で逮捕の男、別の店でも犯行か
無人販売店から大量に古着が盗まれ、犯行の一部始終が防犯カメラに映っていました。
これは、大阪市東淀川区にある２４時間営業の無人古着販売店に設置された防犯カメラの映像です。
８月５日午前５時半過ぎ、店に入ってきたリュックを背負った男。大量の古着を手に取ると…。
店の奥へ持っていき、ハンガーを外してから次々と袋に詰め込んでいきます。そして、代金を支払うことなく、店を後にしました。
次の日の午後９時過ぎ、体形などの特徴がよく似た男が再び現れ、前日と同様、手早く服からハンガーを外して、大量の古着を袋に詰め込んでいましたが…。
男
「はい、はい」
男性客
「やってますか」
男
「なんもやってない」
入店してきた男性客から声をかけられると、男は詰め込んだ服をそのままにして、逃げるように去っていきました。
男性客
「俺らが店の人やと思って慌てて出て行ったな。怪しすぎるやろ」
２４日、この店に取材に訪れると…。
古井林太郎記者「男が袋に詰めたまま置き去りにした服が、現在も店の中にそのままの状態で残っています」
無人古着店「思陸時中（しろくじちゅう）」淡路店オーナー・若林宏明さん
「触らないでって警察の方に言われているので、枚数も数えてないんですけど。大体２０～３０着くらいだと思います。やられた被害額もそうなんですけど、本来売れる予定だった商品を置けないので、売り上げにも直接響いている」
この店では古着３５点、６万２５００円相当を盗まれたとして、警察に被害届を出しました。
無人古着店を狙った窃盗事件。被害にあったのはこの店だけではありません。
８月１１日、大阪市旭区にある別の無人古着販売店では…。
男が手慣れた様子で商品を店の奥へ運び、会計前の商品を次々と持参した袋に詰めていきます。
入店から約１０分後…。
男
「あっ？えっ？」
警察官
「ちょっと待て！こっち来い！」
男
「えっ？」
警察官
「こっち来い！何してるんや！」
男
「何もしてない。何もしてない。何もしてない」
警察官
「何もしてないんじゃないんや！」
警棒を持った警察官を前に、男はなすすべもなく、窃盗の疑いで現行犯逮捕されました。
実は、こちらの店では同じような被害が系列店も合わせて１か月で１０回も起きていて、張り込んでいた店の責任者が通報し、逮捕に至ったのです。
そして、２つの店の防犯カメラの映像を見比べてみると、男が背負っているリュックサックがよく似ています。
さらに、逮捕される前日、旭区の店で古着を盗んだ男と同じ服を着ているように見えます。
若林さん
「ほぼ同一人物だねって。スーパーの袋に詰めて持って帰る、そこまで一緒の犯人はいないと思う。テレビで見たような被害を自分が受けると、こんな気持ちになるんだと。ショックとしか言いようがない」
同じ男による連続窃盗事件なのか、警察が事件の関連を調べています。
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