37都府県で熱中症警戒アラート　天気急変　一瞬で雨が…外国人観光客も暑さにぐったり(2023年8月21日)

37都府県で熱中症警戒アラート　天気急変　一瞬で雨が…外国人観光客も暑さにぐったり(2023年8月21日)

　21日も全国的に猛烈な暑さとなり、37都府県に熱中症警戒アラートが出ました。全国一の暑さは新潟の38.4℃で、体温を超える気温となりました。

■川遊び中天気急変　一瞬で雨が…

　涼を取るためでしょうか。暑さのなか、川遊びです。しかし、その1時間後。突如、雨が降り始めました。川遊びは中断し、橋の下で雨宿り。さらに10分後には雨脚は強くなりました。午前11時ごろから和歌山県紀美野町で撮影された映像と正午すぎの画面奥を見比べると、少量しかなかった水の流れが激しくなっていました。そこからも一瞬で大量の雨が降ったことが確認できます。

　午後になると、長野でも天気が急変。車のフロントガラスには前が見えなくなるほどに雨がたたき付けています。窓を開けると横殴りの雨に交じり、白い塊も…。

　撮影者：「風も吹いてきて、ひょうも降ってきた。高圧洗浄機にあたっているかのようなすごい勢いで雨が降ってきて、雷雨がすごかったので、身の危険を感じたので車に避難した」

　同じ時間、周辺でもひょうが撮影されていました。各地で天気の急変をもたらした1つの要因が“暑さ”でした。地表と上空の気温差によって湿った空気が流れ込んだ場所を中心に積乱雲が発達したのです。

■兵庫で最高気温38℃“猛烈な暑さ”

　猛烈な暑さで注意が必要なのは、もちろん雷雨だけではありません。21日、全国で一番暑かったのは新潟県。津川では38.4℃と体温を超える気温になりました。新潟市内でも猛暑日を観測しています。

　21日は37都府県に熱中症警戒アラートが発表されました。体温を超える暑さは大阪でも…。枚方で38.2℃を観測。大阪市内も強い日差しが降り注ぎ、37.7℃まで気温が上昇しました。

　東京からの観光客：「今は差していないですが日傘は差しています。グリコポーズしていて（日傘を）差すのをやめていたが、それ以外は差しています」

　千葉からの観光客：「すぐ喉が渇いて麦茶ばかり飲んでいる」「（Q.千葉と関西で暑さは違いますか）関西の方が暑い気がします」

　それもそのはず。21日の暑さの中心は近畿地方でした。兵庫でも最高気温が38℃を超えるなど、トップ10のうち6地点を占めていました。四条大橋を歩く外国人観光客も水筒で水分補給です。

　22日は猛暑の中心が北陸に。南寄りの風が流れ込んでフェーン現象が起こり、新潟県内では最高気温38℃が予想されています。
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