「京都から新大阪まで1時間半かかった」新幹線3日連続の運休や遅延”夜通し運転”も続いた混乱
16日、大雨の影響で運休や遅れが発生した新幹線。“夜通しの運転”など異例の対応が行われましたが、日付が変わった17日も混乱が続きました。
お盆のUターンラッシュを襲った、思わぬ足止め。
新大阪駅の構内は日付が変わっても、大勢の人であふれていました。
福岡からの利用者
「(新大阪まで)6時間20分かかりました。(自由席は)みんな立っている状態で廊下で立って、子どもはシート敷いて座らせました」
東京からの利用者
「岐阜羽島で1時間半くらい、それで新大阪と京都の間だけで1時間半くらい。ご飯も食べていないので早く食べたいです」
16日、静岡県で降った局地的な激しい雨。その影響で――。
新大阪駅のアナウンス
「東海道新幹線では、三島駅から静岡駅間大雨のため運転を見合わせています」
東海道・山陽新幹線は17日朝から東京・博多間で運転を一時見合わせ。午後になり再開しましたが、その後もダイヤの大幅な乱れが続きました。
そして・・・。
報告・属ちひろ記者
「午前2時を過ぎました。新大阪駅では在来線が終わった後も新幹線が到着していて、タクシーを待つ人の長い列が続いています」
新幹線は夜通し運転し続け――。
「梅田方面に歩いて帰る人が大勢います」
JR東海は接続する在来線の終電が終わった人のために、新幹線の車両を開放。「列車ホテル」を用意したということです。
17日午前3時半ごろに新大阪駅に到着したという乗客は――。
「16時39分発が遅れて、21時39分になっていた。21時39分に乗った」
「(Q出発したのは?)午後11時くらいだった」
「(Q大阪に到着したのは?)午前3時半くらいです。想像以上に人がいて、外国人から子ども連れもたくさんいたのですごい蒸し暑い感じ。タクシーで帰れると思ったが、タクシーがめちゃくちゃ並んでて、あきらめて始発を待つ選択をしました」
東海道新幹線は最大9時間半以上、上下線で240本以上の遅れが発生し、約30万5000人に影響が出たということです。
16日の最終列車が新大阪駅に到着したのは17日午前6時半ごろで、すでに始発が走り出す時間でした。
このため、始発の準備に時間がかかり、17日も浜松・新大阪間の上下線で運転を見合わせました。午前8時半ごろに再開されましたが、最大で2時間半の遅れが出たということです。
乗客
「きょうまでここまで来るとは予想しなかったので。甘かったです」
駅構内では「ダイヤは概ね通常通り戻った」というアナウンスもされていますが、JR東海は、17日の新幹線での旅行はなるべく控えるよう呼びかけています。
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