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【報ステ】「国内観光地が混雑し不満」中国政府の狙いは?“日本への団体旅行”解禁(2023年8月10日)
https://www.youtube.com/watch?v=bumPap0Zj7U
中国は10日、日本を含む78の国と地域への団体旅行を再開しました。
北京の旅行代理店では、急ピッチで準備を進めています。本社から新しい旅行商品の案内が届いたのは、10日朝のこと。スタッフは、殺到する問い合わせに対応するため、勉強に必死です。
旅行会社担当者:「ネットでの閲覧数が増えたし、解禁に関する問い合わせが多かった。私だけではなく、経営者にとっても消費者にとっても、非常にうれしい知らせ」
団体旅行が解禁になり、ネットでは日本に関する検索が4.5倍に急増。解禁された78の国と地域のうち、1位を記録しています。
北京市民:「(Q.日本の団体旅行が解禁になった。日本に行きたいか)もちろん。日本は非常にきれいな国だ」「日本には2015年に仕事で行った。富士山はきれいだった。また行きたい。日本の食べ物は中国と非常に似ているし、美味しい」
日本が期待できるのは、何よりインバウンド需要です。中国人観光客はこれまで、最も多く日本を訪れ、最も多く日本でお金を使っていました。観光庁によりますと、2019年の訪日中国人数は959万4394人、消費額は1兆7704億円に上ります。
コロナ禍をずっと赤字状態で凌いで来た宿泊施設の運営会社は、こう話します。
株式会社IKIDANEオペレーションチーム 岡田宗一郎マネージャー:「基本的には近隣の国からの海外のお客さんが多いので、そのなかでも一番人口の多い中国が団体旅行を解禁するのは、業界にとってインパクトが大きいと思う。いよいよ本格的にコロナ前のようなにぎわいに戻るのではと期待している」
一方、先月に行われた帝国データバンク調査によりますと、「人手不足」と答えた旅館やホテルが70%以上。急激に増える旅行客への受け入れ態勢が整っていないという課題もあります。
■なぜ今解禁?中国政府の狙いは
中国総局の冨坂範明総局長に聞きます。
(Q.なぜこのタイミングでの解禁になったのでしょうか)
冨坂総局長:「北京の日本大使館関係者も『非常に驚いた』と話していました。福島第一原発の処理水の問題など、日本と中国の間の政治的課題に進展がないなかで“解禁はまだ先だろう”とみられていたからです。ただ今回、中国政府は、団体旅行解禁の第3弾のなかに日本を含め、一気に解禁しました。このなかに日本を含まないと、あまりにもあからさま過ぎる懸念があったのだと思います。ただ、今回の解禁は日中関係改善のシグナルかというと、そう単純ではないと思います。中国国内の事情を優先して解禁した狙いが大きいと思います」
(Q.中国の“国内事情”とはどういう意味ですか)
冨坂総局長:「中国経済は、コロナ後のリバウンド需要が思ったよりも鈍く、景気が良いとは決して言えない状況です。ただ、中国には14億人の人がいるので、いわゆる“富裕層”も一定数います。そういう人たちの『海外に行きたい』という思いを叶える。これが中国政府の公式見解です。ただ、中国政府の狙いは別のところにもあると思います。それは、中国でも発生している“オーバーツーリズム”の問題です。なかなか海外に行けないために、今、中国国内の観光地に人があふれていて、『宿が取れない』『人が多すぎる』といった不満が渦巻いている状況です。こうした不便を解消し、国内の不満を海外に逃がす狙いも、中国政府にはあると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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