損保大手4社に公取委が調査開始 企業向け保険でカルテルの疑い｜TBS NEWS DIG
大手損害保険各社が「カルテル」を結んでいた疑いがあるとして、公正取引委員会が独占禁止法違反の疑いで調査を始めたことが分かりました。
この問題は、私鉄大手の「東急グループ」向けや「仙台空港」向けの保険料をめぐって、「東京海上日動火災保険」、「損害保険ジャパン」、「三井住友海上火災保険」、「あいおいニッセイ同和損害保険」の4社が企業向けの保険料を事前に取り決める「カルテル」を結んでいた疑いが浮上しています。
調整が行われていた疑いがあるのは、保険金の支払いを複数の保険会社が分担して行う「共同保険」で、関係者によりますと、公正取引委員会は4社に対し、独占禁止法に違反した疑いがあるとして、きょう、調査を開始したということです。
公正取引委員会は、まず「東急グループ」と「仙台空港」向けの保険について事実関係の説明を求める方針ですが、ほかにも京成電鉄グループに向けなど事前調整が疑われる契約が見つかっていて、これらの事例についても調査対象となる可能性があります。
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