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トランプ前大統領3回目の起訴 大統領選への影響と今後の展開【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
アメリカ・トランプ前大統領、3回目の起訴についてお伝えします。トランプ前大統領は今後どうなるのか?来年の秋に行われる大統領選にどう影響するのか?を詳しく見ていきます。
■トランプ前大統領の刑期は最長430年?選挙で勝って自ら恩赦を目指すか
小笠原亘キャスター:
まず、トランプ前大統領の3回目の起訴について見ていくと、これは2021年1月の連邦議会乱入事件に関するものです。
具体的には、バイデン氏が勝利した2020年の大統領選挙の結果を覆そうと企て、偽りの主張を重ね、選挙結果の確定手続きを妨害しようとしました。起訴状によると、国を欺いた罪など、4つの罪に問われます。
改めて過去2回の起訴事件を見ていきますが、まず1回目は今年3月、ポルノ女優らへの口止め料の支払いを不正に会計処理した罪です。
6月には国防に関する機密文書をフロリダ州の邸宅に持ち帰り、不正に保持をしていた罪で起訴され、これが2回目。
今回の起訴が3回目になりますが、今年6月の機密文書違法所持に関しては、来年5月に裁判がスタートすることがもう決まっています。
上智大学の前嶋和弘教授は「裁判でトランプ前大統領が有罪になれば収監される可能性がある。次の大統領選挙が重要で、もしトランプ前大統領の共和党が勝利すれば『恩赦』や『裁判取り消し』もある」と見ています。
また、起訴というのがトランプ大統領には追い風になっているようです。今年6月にはトランプ前大統領自身が「起訴されてひとつだけ良いことは、支持率が大幅に上がることだ」と話しています。
実際、今年3月に初めて起訴されたときは支持率がぐんと上がりました。共和党の候補者指名の支持率を見ていくと、トランプ氏は58%台。次に指名される候補と目されているデサンティス氏は15%ということで、この起訴を境に、かなりトランプ氏が水を開けている状況になっています。
ホラン千秋キャスター:
小谷さん。支持率でいいますと、今回の起訴もトランプ大統領としては追い風になりうるわけですか?
小谷哲男 明海大学教授:
支持率のうえでは当然追い風になりますし、来年開かれる大統領選挙でも、勝てる可能性が高まることになると思います。
ホランキャスター:
この起訴というのは、どれくらいの重みがあるものなのでしょうか?
小谷哲男 明海大学教授:
今回の起訴は最長で30年の刑になり得るものですが、すでに起訴されている国家機密の件は1件あたり10年の刑で、これが40件起訴されているため400年。合わせて430年の刑になり得ますので、トランプ氏としては絶対にこの選挙を勝って、自分を恩赦することを目指してくると思います。
■共和党の候補者は、自分が勝つためにもトランプ前大統領を批判できず
ホランキャスター:
萩谷さんは、弁護士という立場からこのトランプ前大統領の状況をご覧になると、どうお考えでしょうか?
萩谷麻衣子 弁護士:
仮にトランプ氏が大統領選挙で当選して、その後有罪になって収監されたとしても、刑務所の中から大統領の執務ができる可能性があるということで、やはりアメリカというのは、民主的に選ばれた者の地位をものすごく尊重する国なんだなと、裏返せば思います。
であればこそ、今回のトランプ氏の3回目の起訴は、民主主義を妨害しているという意味で非常に大きなことだと思います。
ただ、共和党の予備選でも、もしトランプ氏が負けたとしても、(トランプ氏は)「ほかの候補者が勝ったのは虚偽である」とか「フェイクである」とか言う可能性があります。共和党の中でも、あまり穏やかではないところがあるのではないでしょうか。
小谷哲男 明海大学教授:
そうですね。やはりトランプ氏の支持者が共和党のかなり大きな支持基盤になっていますので、トランプ氏を批判するようなことを言ってしまうと、共和党の中の予備選で勝てないということがありますから、トランプ氏をどうしても批判できないというのが今の共和党の中です。
ペンス氏は唯一、自分が副大統領時代にかなり脅されたのでトランプ氏を批判していますが、そう意味でもペンス氏は勝つ見込みがないということになってきます。
萩谷麻衣子 弁護士:
ほかの候補者は自分が勝ちたいけれども、勝つためにもトランプ氏を批判できないという状態に?
小谷哲男 明海大学教授:
トランプ氏を批判できないし、もし批判しすぎてトランプ氏が共和党を出てしまうと今度は保守票が割れてしまうので、共和党は永久に勝てないということになってしまいます。
井上貴博キャスター:
短期的には確かにトランプさんを利する、でも長期的にはどうなるかわからない。いずれにしても分断が進むわけじゃないですか。
共和党はトランプさんに頼るしかない。アメリカ全体がもう、トランプさんかバイデンさんしかいない。この状況はより深刻な気がするのですが、ほかに出てくる人がいないという…。
小谷哲男 明海大学教授:
ほかに出てくる人がいないのは、やはりトランプ氏のキャラクターが強すぎて、それを乗り越えられる人が共和党にいないということですね。
それから…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230802-6101273)
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