「どのコミュニティーで起きても不思議でない。風化させないで」毒入りカレー事件から25年 和歌山

「どのコミュニティーで起きても不思議でない。風化させないで」毒入りカレー事件から25年 和歌山

「どのコミュニティーで起きても不思議でない。風化させないで」毒入りカレー事件から25年 和歌山

 和歌山市で起きた毒入りカレー事件から、25日で25年が経ち、事件現場では被害者の家族が花を手向けました。

 この事件は、1998年、和歌山市園部で行われた夏祭りで、猛毒のヒ素が混入したカレーを食べた4人が死亡、63人が重軽傷を負ったものです。

 会場だった空き地では、娘がカレーを食べて被害を受けた杉谷安生さんが犠牲者をしのび花を手向けました。

 杉谷安生さん
 「どういうコミュニティーで起こっても不思議ではないことなので、だから風化させないでほしいという気持ちもあります」

 最高裁で死刑が確定した林真須美死刑囚は、再審(裁判のやり直し)を求めていますが、今年1月、和歌山地裁で訴えが退けられ、その後、即時抗告しています。

 家族に宛てた手紙で林死刑囚は、「私は事件に関係ありません」と無罪を訴えています。

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