【速報】「あの世に送ってやる」安倍元首相の慰霊碑設置見送った奈良市長に殺害予告か 男を書類送検
奈良市で安倍元首相が銃撃され死亡した事件を受け、現場に慰霊碑の建設を見送った奈良市の仲川げん市長に殺害を予告するメールを送ったとして、愛知県に住む男が脅迫の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、愛知県稲沢市の無職の61歳の男です。警察によりますと、男は、今年1月、奈良市役所のホームページの問い合わせフォームに仲川市長を殺害する旨のメールを送った疑いです。
メールには、「安倍元総理大臣の慰霊碑建立に反対とは貴様何様のつもりだ。てめえのような奴は、早くあの世に送ってやるから覚悟しておけ」などと記載されていました。
市長が警察に被害届を提出し、警察がメールのログを確認し男を割り出しました。
警察の取り調べに対し、男は、「慰霊碑を建てるべきだと考えていたところ、慰霊碑が建立されないことを知って憤慨した。きつい言葉を並べれば市長が考えを改めるかもしれないと考えた。今回このようなことをして大変迷惑をかけた」と供述し、容疑認めているということです。
現場周辺では、事件が起こる前から奈良市が再開発事業を進め、ガードレールを撤去し車道とする予定でしたが、事件を受けて計画を見直し慰霊碑を設置する案などを検討していました。
しかし、有識者や地域住民から「歩行者や車両の安全が最優先」などの意見が相次いだことから、市は慰霊碑の設置を見送り、当初の計画通り現場を車道にすることを決めました。
仲川市長は、「(安倍氏)一人の政治家の評価ということになると当然賛成の方、反対の方、いろんなお考えの方がおられるので。ある意味その行動自体が世論の分断を生むという部分もあると感じたところもある」とコメントしていました。
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