“災害級”の危険な暑さ サルは水遊び、シカはミスト 熱中症になったら「脇と首元を冷やすのが大事」

“災害級”の危険な暑さ サルは水遊び、シカはミスト 熱中症になったら「脇と首元を冷やすのが大事」

“災害級”の危険な暑さ サルは水遊び、シカはミスト 熱中症になったら「脇と首元を冷やすのが大事」

 近畿地方は18日も、危険な暑さが続いていて、大阪、兵庫、和歌山には熱中症警戒アラートが発表されています。

 命にかかわる“災害級”の危険な暑さが続く日本列島。

 古瀬朱理記者
「現在、枚方市駅前では35℃を超えていて、ひんやりするアイテムが手放せない暑さになっています」

 この日大阪でもっとも暑かった枚方市では、最高気温36.5℃と、気がめいるような暑さに…。

「暑くてムシ~ってしてる」
「焼ける暑さやね」

 (は)~(と)んでもない暑さ!とばかりに、ハトも水をゴクゴク!

 大阪市は35.8℃と、今年一番の暑さとなる中、北区役所では初めて、熱中症対策の休憩スポットが設置され、賞味期限が近づいた災害備蓄用の水や、うちわを無償で提供しています。

 大阪市では、24あるすべての区役所で休憩スポットを設けているということです。

「区役所で用事なかったけど、ここに涼みに来た。気持ちいい。スッキリした。半分寝てた。声かけにくかったやろ」

 また北区民センターでは、ミストシャワーも設置され、ひとときの涼を楽しむ人も。

 こちらもミストで涼むシカない!最高気温36.3℃。“灼熱”と化した奈良市内では、奈良公園に設置されたミストシャワーで涼をとるシカたちの姿が。

 一方・・・。

 綱本直カメラマン
「日差しが照り付けて汗が止まりませんが、暑いのは人間だけではないようです」

 こちらは“泳がザル”をえない!兵庫県佐用町のモンキーパークでは、サルたちが気持ちよさそうに水遊びを楽しんでいます。こちらでは毎年、夏の暑さ対策として、園内を流れる小川をせき止め「お猿のプール」を設置!

 船越山観光・大江眞史さん
「暑さのせいか、ちょっと落ち着きがないときがありますね。若いサル中心に、よく泳いでますよ」

 “異常”ともいえる暑さが続く中、大阪、兵庫、和歌山には熱中症警戒アラートが発表されています。

 連日の暑さで、注意が必要なのが“熱中症です”。もし自分が熱中症になったら、どうすればいいのでしょうか。

 大阪市立総合医療センター救命救急部副部長の福家顕宏医師
「(重症化を防ぐため)とにかく頭を守る。首を冷やして脳の近くを冷やす。脳は熱に弱い臓器。熱中症の後遺症を残さないよう、日常の応急措置として脇、首元を冷やすのが大事」

 救命救急センターの医師によると、家の中でも知らず知らず熱中症になる危険があるといいます。

 大阪市立総合医療センター救命救急部副部長の福家顕宏医師
「朝起きたら熱中症だったという高齢の方。室内も多いです。寝る前に水分をとる。クーラーは事前に入れておくことが必要」

 猛烈な暑さは、19日には少し落ち着く見込みですが、外出時や家の中でも熱中症には十分な警戒が必要です。

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