京都市近畿各地で今年初の猛暑日滋賀県では体育祭の高校生人が熱中症か今後も警戒を

京都市近畿各地で今年初の猛暑日滋賀県では体育祭の高校生人が熱中症か今後も警戒を

京都市36.3℃ 近畿各地で今年初の猛暑日 滋賀県では体育祭の高校生6人が熱中症か 今後も警戒を

 4日、近畿各地でとても厳しい暑さとなりましたが、現在の様子を中継で伝えてもらいます。最高気温36.3℃と、今年初めて猛暑日となった京都市には、阿部記者がいます。(取材・報告=阿部頼我記者)

 京都市の観光地、嵐山からお伝えします。朝から取材していますが、その時に照り付けていた太陽は、いまは少しますになってきて、暑さは和らいで来たように感じます。この日の京都市の最高気温は、午後4時前に観測した36.3℃で、今年初めての猛暑日となりました。手元の温度計を見ると32.3℃と、依然として厳しい暑さが続いていますが、午後2時ごろには40℃に迫る時間帯もあるなど、これまで感じたことがないような暑さでした。

 暑さの影響で嵐山は、本来は観光客が少なくなる閑散期になるということですが、取材をしていると、たくさんの観光客で、いまの時間も賑わっています。アジア圏の方というよりは、むしろヨーロッパ圏の方が多く、「日本は暑すぎる」と言いながら、日陰で涼んでいる姿もみられました。地元のお土産屋さんに話を聞きますと、「暑いものの、湿度が低くて風もある、ということで、過ごしやすい気温だ」と話をしていました。

 嵐山は厳しい暑いとなりましたが、近畿各地で夏本番のような厳しい暑さに見舞われました。
 楠下一輝記者「こちら奈良公園のシカたちも、池に入って暑さをしのぐシカないようです」

 この日の奈良市の最高気温は34.9℃。猛暑日まで、あと0.1℃に迫る暑さとなりました。奈良公園のシカたちもシカたな~く、日陰や水辺などの涼しい場所に避難。

 この暑さに、ミストを豪快に浴びる外国人観光客の姿も――。

 外国人観光客「本当にめちゃ暑い」

 晴れて日差しの強い一日となった近畿地方。京都府京田辺市で35.4℃、兵庫県福崎町では35.1℃、奈良県十津川村では35.0℃と、今シーズン、近畿初めての猛暑日を記録しました。

 そして、大阪の中でも特に気温が上昇したのが枚方市で34.9℃。各地で朝から気温が“うなぎのぼり”の中、スタミナ補給で食べたくなるのが、ウナギ!枚方市にあるウナギ料理のお店「鰻彩のとや」。おいしいウナギの裏には……。汗だくになりながらウナギを焼いては、ひっくり返すを繰り返す、店主のあつーい姿が!

 厨房は、まさに“サウナ状態”だったのです。

 鰻彩のとや・作田利勝さん
「ずっとここに立っていると、アツってなります。マメな水分補給と、冷たい風を浴びるようにしています。できるだけ体温を落とすように」

 店主は熱中症にならないよう、こまめな水分補給をこころがけているといいます。

 一方、同じ枚方市内にあるかき氷屋さん「枚方凍氷」では――。

「きょうは、かき氷日和やなぁと」
「おいしいです。中にも練乳入ってて、甘くておいしいです」

 枚方凍氷・奥田正美さん
「天気がいいので、通常の平日よりは多い」

 キーンと冷たいかき氷を買い求める多くのお客さんの姿がありました。

 そして、最高気温が36.3℃と、近畿で最も暑くなった京都。嵐山の駅の中には、今月、午前11時から利用できるビアガーデンがオープンし、外国人観光客でにぎわいました。

「(暑いので)水をいっぱい飲まないといけないね。そしてビールもね」

 一方、和歌山県では、今年初めて熱中症警戒アラートが発表されました。また、滋賀県栗東市の県立国際情報高校では、体育祭中に男女6人の生徒が手足のしびれなどを訴え、病院に搬送されました。熱中症とみられており、いずれも軽症だということです。

 今後も30度を超える真夏日は続く見込みで、引き続き熱中症には十分な警戒が必要です。

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