ベラルーシ大統領ワグネルに自国軍の訓練求める(2023年7月1日)

ベラルーシ大統領　ワグネルに自国軍の訓練求める(2023年7月1日)

　ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」に自国の軍隊の訓練をするよう求めました。

　ルカシェンコ大統領は30日、独立記念日の演説でワグネルに対して「戦闘の経験を伝えてくれるなら、それを受け入れる」と述べ、自国の軍の訓練を要求しました。

　ワグネルの戦闘員については「彼らは正常な文明を築くため、世界中で戦っている」という認識を示しました。

　戦闘員は現状、ベラルーシにいないということです。

　ルカシェンコ大統領はワグネルが1週間前に武装反乱を起こした際に実質的に事態を収拾する役割を果たしました。

　今回、自国軍の訓練を求めた具体的な意図は分かっていません。

　ルカシェンコ大統領は「人類史上、例のない世界規模の軍事的、政治的危機が生じつつある」と警告したうえで、それを解決するための対話の必要性を西側諸国が認識していないと批判しました。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>