藤井七冠vs羽生九段 注目対局 「王座戦」準決勝 八冠か100期か(2023年6月28日)
いずれも“前人未踏”八冠をかけた藤井聡太名人と、タイトル通算100期を懸けた羽生善治九段。勝った方が記録への挑戦権を手に入れる大注目の一局が行われています。
先に入ってきたのは藤井七冠。時計に扇子、いつも通り淡々と準備を進めます。その数分後、羽生九段が入室。飲み物を並べ、時計に扇子。こちらも臨戦態勢に入ります。八冠かタイトル通算100期か。日本のみならず世界の将棋ファンが注目する一戦。
「王座戦」挑戦者決定トーナメント準決勝が始まりました。藤井七冠と羽生九段の対局は15回目。公式戦初対局はおよそ5年前にさかのぼります。この時、中学生だった藤井七冠が竜王だった羽生九段を破り。
藤井聡太五段(当時15):「本当に最後の最後まで分からなかったですけれども、最後まで全力で指せたのが幸いしたかなと」
3カ月前には藤井七冠が王将戦で羽生九段の挑戦を退けるなど通算11勝3敗と大きく勝ち越しています。「七冠」を達成したのはわずか1カ月前。
藤井聡太七冠(20):「王座戦で少しでも挑戦に近付けるように頑張りたい」
今回の準決勝、そして決勝に勝利し「王座」への挑戦権を獲得すれば前人未到の八大タイトル独占も見えてきます。
一方の羽生九段。27年前に当時の七大タイトルを独占する史上初の「七冠」を達成。「王座」についてはこれまで獲得したタイトル通算99期のうち、およそ4分の1を占めています。今回狙うのはこちらも前人未踏の「タイトル通算100期」です。
今月には日本将棋連盟の会長に就任した羽生九段。
日本将棋連盟・羽生善治会長(52):「藤井聡太さんの活躍もあり、将棋の世界が大きな注目を集めている。(会長就任で)忙しくなった方が、しっかり時間管理をしてメリハリを付けながら活動していくこともできるのではないかなと」
会長と棋士の二刀流で新旧七冠対決に臨みます。開始から8時間余り。対局は今も続いています。
ちなみに昼食は藤井七冠が「キーマカレー大盛り」、羽生九段が「ちらし寿司」を注文したそうです。
王座への挑戦に近付くのはどちらか。決着は28日夜につく見通しです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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