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関電株主総会紛糾「不正のデパート」「違法行為続出」株主から批判相次ぐ 日本の電力制度自体に課題も
28日、約2時間半にわたって行われた関西電力の株主総会。
株主
「株主は怒っています。違反もこれだけ次々に出てくると不正のデパートみたいです」
「何を言っても関西電力は信頼がないんですよ」
「1、もうこれ以上不祥事は出てこない。2、まだまだあるかもしれない。どちらですか。答えてください」
次々に発覚した不祥事に対し、株主から厳しい声が相次ぎました。
関西電力をめぐっては、去年までの約3年間に子会社の「関西電力送配電」を通じて、ライバル会社である新電力の顧客情報15万件以上を不正に閲覧していたことが発覚。さらに、他の大手電力会社との間で互いの営業エリアで顧客を獲得しないよう制限するカルテルを結んでいたことも明らかになりました。
株主
「森社長は胸に手を当てて、しっかり自省しながら聞くべきです。あきれるばかり続出する違法行為・不祥事を防止し、まともな会社に生まれ変わるのに十分なリーダーシップを発揮しているとは到底言えません」
関西電力・森望社長
「関西電力は変わったと思っていただけるように引き続き努力していかなければならないと強く感じた」
関西電力の相次ぐ不祥事に“ライバル”関係にある新電力側はどのように感じているのでしょうか。僧侶の竹本了悟さんらが立ちあげた京都の会社はー。
「テラエナジー」竹本社長
「うちに電気を切り替えたお客様が、しばらくしてから関西電力を名乗る方から、今のプランより『うちのプランの方が安く使える』と営業の連絡が入る。大手電力側が自由化したくない、独占状態を守りたいというのが強くあるのかなと」
また、エネルギー問題に詳しい専門家は、今の日本の電力制度自体に課題があると指摘します。
京都大学大学院経済学研究科・山家公雄教授
「自由化はしたけど、自由化していない。中途半端な自由化というのが非常に影響が大きい。(日本は)火力が多すぎる。最近の需給ひっ迫、価格高騰(の要因)はそこ」
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