ルーヴル美術館の珠玉の作品73点が一堂に…京都市京セラ美術館で展覧会 “恋の駆け引き”描く作品も
フランス・パリの美の殿堂、ルーヴル美術館の所蔵品を集めた展覧会が27日、京都市で始まりました。今回のテーマは、「愛を描く」です。(取材・報告=黒木千晶キャスター)
「ルーヴルには、愛がある」
今回の展覧会で、主催者が伝えたいメッセージは、注目作品の1つ、愛の神アモルと王女プシュケの恋を描いたこの作品からも、伝わってきます。
京都市京セラ美術館で始まった「ルーヴル美術館展」。
テーマの「愛を描く」に沿った16世紀から19世紀半ばまでの珠玉の作品73点が、一堂に介しました。
黒木キャスター
「中でも注目はこの作品。26年ぶりの来日となりました」
18世紀後半に活躍した画家、フラゴナールの代表作「かんぬき」。18世紀のフランスで、男女が恋の駆け引きをしている場面を描いています。
京都市京セラ美術館・中山摩衣子学芸員
「道ならぬ恋といいますか、あらがえない駆け引きの場面をドラマチックに描いているのかなと」
そのほかにも、聖母マリアが幼いイエスを胸に優しく抱く“親子愛”を描いた作品や、愛の神アモルが放った矢で、恋人たちの愛を誕生させる瞬間を描いた作品などが展示されています。
“愛”という感情は、西洋美術の根幹をなすテーマの1つ。
神話の愛、宗教で描かれる愛、人と人の愛、作品を通じて、普遍的な愛の尊さに触れることができます。
来場者
「いろんな愛の形があるんだなと見ていました。(Q,愛は深まりました?)そうですね」
「ルーヴル美術館展 愛を描く」は、京都市京セラ美術館で、9月24日まで行われる予定です。
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