きょうだい人逮捕前に大阪京都に立ち寄りか防犯カメラに人組の姿神戸歳男児遺体

きょうだい４人、逮捕前に大阪・京都に立ち寄りか、防犯カメラに４人組の姿　神戸６歳男児遺体

　兵庫県神戸市で、男の子の遺体が見つかり、母親ら４人が祖母への傷害などの疑いで逮捕された事件で、男の子と祖母以外も家庭内で暴力を受けていた可能性があることが分かりました。

　先週、神戸市西区の草むらで穂坂修くんが遺体で見つかり、母親の沙喜容疑者と、その弟の大地容疑者らきょうだい４人が、修くんの祖母への監禁と傷害の疑いで逮捕されました。

　捜査関係者によりますと、きょうだいのうち１人は、「祖母への暴行は大地容疑者の指示で行った」という趣旨の話をしていますが、その後の取材で、修くんと祖母以外の家族も家庭内で暴力を受けていた可能性があることが分かりました。

　沙喜容疑者の知人によりますと、去年撮影された写真には、左目が腫れ、その周りにアザのような黒っぽい痕がある沙喜容疑者が写っていたということです。大地容疑者がこの家に出入りするようになったのは、去年１０月ごろだとみられます。

　警察は、きょうだい４人を病院に連れて行くなどし、ケガがあるかどうか調べています。

　一方、きょうだい４人が逮捕される前に、大阪や京都に立ち寄っていたとみられることが分かりました。

　先週火曜日、大阪・梅田の商店街の防犯カメラには、長袖姿で２人ずつ手をつなぎ、うちわであおぎながら歩く４人組が映っています。

　修くんはこの前の日に死亡したとみられます。

　また、捜査関係者によりますと、４人は水曜日の深夜ごろから翌木曜日にかけて、京都市内のインターネットカフェに宿泊していたとみられることが所持品などからわかったということです。

　４人は木曜日の午後、神戸・三宮で確保されていて、警察は詳しい足取りも調べています。