大阪・枚方市の中学校で女子生徒への“いじめ放置”めぐる訴訟 市が賠償金を支払うことで合意
3年前、大阪府枚方市の中学校で女子生徒がいじめを受けて、顧問に相談したものの放置され転校を余儀なくされたと訴えた裁判で、賠償金の支払いで合意したことがわかりました。
大阪府枚方市の当時中学1年の女子生徒は、3年前、同じ部活動の生徒からいじめを受け顧問に相談しましたが、顧問は7か月間も放置したうえで、女子生徒に非があると厳しく責め立てました。
その後、女子生徒はPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され、転校を余儀なくされたとして昨年12月、枚方市に約250万円の賠償を求める訴えを起こしました。
枚方市側は当初、一部争う姿勢を見せていましたが、学校の対応に問題があったことを認め、今月13日に市が180万円を支払うことで合意したということです。
女子生徒側はいまだに顧問からの謝罪はなく、和解案にも含まれなかったということで「誠意ある対応をしてほしい」と話しています。
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