岸田首相襲撃の木村容疑者が選挙制度めぐり国を訴えた裁判 最高裁に上告せず敗訴が確定
和歌山市で岸田総理大臣を襲撃したなどとして逮捕された男が、選挙制度は憲法に違反するなどとして国を訴えていた裁判で、男が最高裁判所に上告しなかったことがわかりました。
木村隆二容疑者(24)は今年4月、和歌山市で岸田首相の演説前に爆発物を投げ込んだなどとして逮捕され、現在は鑑定留置が行われています。
木村容疑者は去年7月の参議院選挙に立候補しようとしたものの、年齢を満たさないなどとして立候補できず、精神的苦痛を受けたなどとして裁判を起こしていました。
1審の神戸地裁は、年齢などの要件は合理性があるとして訴えを退け、先月、大阪高裁も1審判決を支持し、控訴を退けました。
最高裁への上告期限は20日まででしたが上告は行われず、木村容疑者の訴えを退けた判決が確定することになりました。
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