大阪寝屋川市長の給料割カットやめて市民の支持率で変動へ月から導入方針市民は賛否

大阪寝屋川市長の給料割カットやめて市民の支持率で変動へ月から導入方針市民は賛否

大阪・寝屋川市長の給料 3割カットやめて市民の“支持率”で変動へ 10月から導入方針 市民は賛否

 大阪府寝屋川市の市長が、自身の給料を驚きの算定方法で決める考えを示しました。

 20日行われた寝屋川市議会。4月の市長選で2期目の当選を果たした広瀬慶輔市長が、自らの給与について、ある提案を行いました。

 寝屋川市の広瀬慶輔市長
「4年間の成果をしっかりとお示しをすること、そしてそれに対する市民のみなさんの評価と、新たな契約の金額が連動する仕組みが必要であります。そこで市長をはじめとする経営陣、つまり特別職(副市長・教育長)の給料に、市民評価連動型給料を導入します」

 広瀬市長は、これまで行ってきた自身の月給の3割カットをやめ、その代わりに市民へのアンケートによる「支持率」によって月給のカット率を算定する考えを明らかにしました。

 例えば、アンケートで、市政運営に対して支持が40%、不支持が60%だった場合、月給のカット率は20%になります。

 ただ、カット率は30%を上限としていて、仮に不支持が支持を大きく上回っても、事実上、現状以上のカットにはなりません。

 支持率に応じて、給料が変動するというきわめて異例の方針に、市民からはー。

 市民
「いいんちゃいます。支持されていないのに高い給料もらっていたら、納得いかない人が多いと思うのですけど。貢献してくださった分の給料体系であれば、みんな納得いくと思う」
「それには賛成ですね。市民の声がプラスになる」
「支持率が元々高いと思うので、別にそんなことしないで、普通に3割カットでキープした方が、分かりやすくていいと思います」

 関連する条例案は20日市議会に提出され、今後、議論されますが、4月の市長選で独自候補を擁立し、広瀬氏に敗れた大阪維新の会の関係者はー。

 維新の地元関係者
「選挙で勝ったばかりのタイミングでアンケート調査しても、不支持が支持を上回るなんてありえない。給料を今までどおり戻したいだけですよ」

 広瀬市長
「どうやって給与が決まっていくのかということを、市民にすべて公開することで、市民の納得感が得られるだろうなと思っていますし、我々の経営責任が明確になります」

 今後、市議会で可決されれば、寝屋川市は8月にアンケートを行い、10月から導入する方針です。

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