北朝鮮国境開放準備か検疫などで中ロと協議一方で北朝鮮外交官脱北続く体制への懐疑が拡大かTBSNEWSDIG

北朝鮮国境開放準備か検疫などで中ロと協議一方で北朝鮮外交官脱北続く体制への懐疑が拡大かTBSNEWSDIG

北朝鮮“国境開放”準備か「検疫などで中ロと協議」 一方で北朝鮮外交官“脱北”続く…体制への懐疑が拡大か|TBS NEWS DIG

国境封鎖状態とされる北朝鮮が“開放”に向け、準備しているとの情報が入ってきました。一方、体制への不満からか、外交官らの「脱北」が増えているということです。

きのう、引きあげられた北朝鮮のロケットの残骸。「天馬」と読める文字や、空飛ぶ馬のような絵が描かれています。

先月末、「軍事偵察衛星」の打ち上げに失敗した北朝鮮。昨夜は米韓合同訓練に反発し、短距離弾道ミサイル2発を日本海に向け発射しましたが、一方でこんな情報も。

南北消息筋
「中国と北朝鮮は、国境開放に向けた準備を行っている」

南北消息筋はJNNに対し、“新型コロナ対策で人の往来を厳しく制限してきた北朝鮮が、出入国管理や検疫などをめぐり、中国やロシアと協議を進めている”との情報があることを明かしました。

北東アジアの安全保障に関する国際会議「ウランバートル対話」に北朝鮮関係者の姿はありませんでしたが、パイプを持つモンゴル政府関係者は。

モンゴル政府関係者
「今月下旬から7月にかけて、(北朝鮮)外交団の往来の再開など、段階的な緩和が行われる可能性があるとみている」

ただ、早期の“封鎖緩和”には、慎重な見方もあります。

40回以上の訪朝経験がある専門家は。

新潟県立大学 三村光弘 教授
「トラックでの輸送が始まると、(韓流ドラマなど)色々なものが入ってくる。国民を統制する、あるいは外部からの情報流入を遮断するという点では、(封鎖は)極めて有効」

“貿易の本格再開にも時間がかかる”という見方です。

また、北朝鮮ではこんな動きも。これは、ロシアの捜査機関が情報収集のため、今月、インターネット上に一時的に掲載したとされる通知。

ロシアの捜査機関
「43歳の女性と15歳の男性が北朝鮮の総領事館を離れた」

消息筋によると、ロシア・ウラジオストクにある北朝鮮総領事館の職員の家族2人が国外に逃れた可能性があるほか、これとは別にヨーロッパで活動していた北朝鮮外交官が脱北。韓国に入っているといいます。

南北消息筋
「このケース以外にも、多数の外交官が脱北・亡命している」

去年1年間の韓国への脱北者は60人台でしたが、今年はすでにおよそ70人に達していて、北朝鮮で体制への懐疑的な見方が広がっている可能性もあります。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/5duwNMg

▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/CqghKVO

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/jxahsez

TBS NEWSカテゴリの最新記事