【報告】トランプ氏「起訴は権力乱用」 支援者前に徹底抗戦を強調(2023年6月14日)
機密文書の持ち出しを巡って起訴されたアメリカのトランプ前大統領が先ほど支援者を前に演説し、「起訴は権力の乱用だ」と批判しました。
（梶川幸司記者報告）
トランプ氏はこちらのフロリダ州マイアミの裁判所で起訴内容を全面的に否認しただけでなく、演説では大統領選挙を戦い抜くという意思を改めて示しました。
トランプ前大統領：「きょう私たちはアメリカの歴史上、最も邪悪で凶悪な権力の乱用を目撃した。これは選挙妨害であり大統領選を不正に操作して盗もうとする試みだ」
機密文書を違法に持ち出したとして、スパイ防止法違反など37件で起訴されたトランプ氏ですが、「でっちあげ」だとして、徹底抗戦する構えを強調しました。
トランプ氏は起訴を「政治的な迫害」だと訴えることで、自らの支持拡大に利用したい考えですが、機密文書の取り扱いは大統領としての資質が問われる重大な問題でもあり、今後の大統領選挙への焦点のひとつとなります。
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