「水着撮影会中止騒動」でイベント中止の運営会社は“約1000万円”損害も・・・抗議・撤回求める署名運動にも発展【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「水着撮影会中止騒動」でイベント中止の運営会社は“約1000万円”損害も・・・抗議・撤回求める署名運動にも発展【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「水着撮影会中止騒動」でイベント中止の運営会社は“約1000万円”損害も・・・抗議・撤回求める署名運動にも発展【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

埼玉県の県営プールが「水着撮影会」への施設の貸し出しの中止を要請し、その後、県知事が中止要請の一部を撤回した騒動で混乱が続いています。なぜ、埼玉県は撮影会イベントに中止を要請したのでしょうか。

■中止要請から一転、中止“撤回”で混乱

良原安美キャスター:
埼玉県の県営プールが、水着撮影会の施設の貸し出しを突如中止したことが物議を醸しています。その後、埼玉県知事が中止の一部撤回を求めるなど混乱は続いているようです。

中止の要請についてですが、埼玉県の大野知事が指導を行いました。

中止を要請した理由について「利用予定の事業者が過去のイベントで違反をしたから」と説明したということですが、大野知事は「監督権限のある埼玉県として、施設を管理・運営する埼玉県公園緑地協会に中止要請の説明を求めた」としました。

その上で、▼違反が認められない団体にも中止を要請していたこと▼1つの施設については明確なルールが無かったことがわかりました。

「“問題のない”業者への中止要請は撤回すべき」と、大野知事は埼玉県の公園緑地協会に指導を行いました。

埼玉県の県営プール2か所で開催予定だった6つの“水着撮影会”について、施設管理団体が中止を要請しましたが、中止要請から2日後、6月10日のイベントが中止になった「フレッシュ撮影会」は、「グラビアを生業とする者、それに関わる全ての者の尊厳や生計に関わる重大な問題。不当な理由で中止に追い込まれたことに深い憤りと懸念を抱いています」と抗議・撤回を求める署名運動を行っています。

■キャンセル費含め損害は800万円~1000万円の見込み

水着撮影会は、アイドルやモデル、コスプレイヤーなどが参加します。彼らを囲んで撮影するということです。他にもキッチンカーが出たり、物販や2ショット撮影がある1つのイベントです。
参加費は1万円~3万円前後で、アマチュアカメラマン、そしてファンなどが参加します。

注意事項もあり▼ポラロイドカメラの禁止 ▼飲酒禁止 ▼スタッフの指示に必ず従うこと▼動画撮影は禁止、ということです。

10日のイベントが中止になった「フレッシュ撮影会」の運営会社・株式会社エーテルによると、出演者は50人程度で参加者数は800人~1000人を見込んでいました。損害はキャンセル費を含め800万円~1000万円に上る見込みだということです。

株式会社エーテルの植田章太郎さんは「この短期間で考えを変えるなら、なぜ中止したのか理解できない」と対応に混乱しているということです。

ホラン千秋キャスター:
撮影会は県営プールを使うということですが、一般に県営プールを利用してるお客さんがいるのと同時に撮影会も行うということなのでしょうか。

良原キャスター:
まだプール開きをしていないので、客はいない状態でイベントを開催する予定でした。

■県営プールで「撮影会」何がNG?

では、施設ではどのようなルールがあるのでしょうか。しらこばと水上公園のルールです。

【禁止される服装】
【1】マイクロビキニに分類される水着および同等の露出の水着
【2】インナーショーツが見えるような水着・服装
【3】貝類の水着・下着

基本的には露出度が高いものは禁止されています。
判断が微妙だった場合は、公園の職員が過度な露出と判断した場合は着替えを指示。従わない場合はイベントを中止するとされています。

【禁止されるポーズ】
【1】過激とみなされるポーズ(水着をズラすなど)
【2】水着を着ていないように写るポーズ

過激かどうかを最終的に判断するのは公園職員です。公園職員が“過激”と判断した場合、主催者へポーズの是正を指示。従わない場合はイベントを中止するということです。

最終的な判断が公園職員にあったというグレーなところも、一つの問題としてあったのかもしれません。

ホラン千秋キャスター:
「これは過激なのかどうなのか」という部分が、職員によって変わってしまう恐れがありますよね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
プール施設を管理する側にルールを設ける権限があるわけですから「どういう人に使って欲しいのか」「どういう場所にしたいのか」は、施設側が明確にルールを決めて、利用者側にメッセージとして、ちゃんと伝える必要があったと思います。

■水着撮影会 今後どうなる?

良原キャスター:
大野知事は「ルールや今後の水着撮影会のあり方については、専門家を交えて検討するよう公園緑地協会に依頼した」としています。
では、今後の水着撮影会はどうなっていくのか。「埼玉県公園緑地協会」にNスタが問い合わせましたが、期限までに回答を得られませんでした。

日比麻音子キャスター:
そもそも公共の施設を使うときは、ルールは厳しく決められているものですよね。

松田丈志さん:
日本の公共施設、特にプールはルールが細かいところが多いですから、遊泳を楽しむ場所という意味での、ルール作りはできていたと思いますが、撮影会を行う場所としてのルール作りが、まだ緩かったところはあったのかなと思います。
プールは収益を上げてい…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230613-6091117)

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