NY州知事「気候変動を実感」原因は異常気象か…カナダ山火事“手におえず”影響拡大(2023年6月9日)
先月上旬に始まったカナダの山火事。8日現在、分かっているだけで427カ所で燃えていて、そのうち232カ所が手におえない状態だといいます。原因について“異常気象”を指摘する声が相次いでいます。
ニューヨーク州ホークル知事:「パンデミックの時は、皆さん外出制限にうんざりしたでしょうが、これが新たな現実です。我々は気候変動の影響を実感する最初の世代であり、有効な対策を打ち出せる最後の世代なのです」
カナダでは、5月の気温と乾燥が記録的な数字となっていました。そこにやってきた低気圧が落雷を起こしたことから、山火事が始まったと言われています。冬の間、雨が多かったことから、例年より草が伸びていたことも遠因と考えられています。
森林火災対策当局:「この状態のクロトウヒ(マツ科)は燃えやすく、枝が地面まで達しているため、火が地面でくすぶっていれば、ものの数分で木全体に広がります」
これまでの焼失面積は5万1000平方キロメートル、日本の中国地方と四国地方を足したくらいの広さです。約2万人が避難中ですが、終息はまだまだ先のようです。
トルドー首相:「残念ながら現実として、この数年、異常気象は激しさを増し、国民への影響も大きくなっています。昨年、ハリケーン『フィオナ』は過去最悪の被害をもたらしました。今年は、各地で過去最悪の森林火災シーズンとなっています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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