小学校で異臭、児童50人が体調不良に 周辺の貯水槽の水や下水道が原因の可能性 梅雨時期は特に注意

小学校で異臭、児童50人が体調不良に 周辺の貯水槽の水や下水道が原因の可能性 梅雨時期は特に注意

小学校で異臭、児童50人が体調不良に 周辺の貯水槽の水や下水道が原因の可能性 梅雨時期は特に注意

 先月、大阪府八尾市の小学校で「ガスのような臭いがする」と児童らが体調不良を訴える騒動があり、原因は、身近にある別のものである可能性が指摘されています。(取材・報告=古井林太郎記者)

 古井記者「多くの児童が搬送された異臭騒ぎで、現場近くの貯水槽や下水道が原因の可能性があることがわかりました」

 5月8日午前10時ごろ、八尾市の亀井小学校から「異臭がする」と消防に通報があり、児童50人が体調不良を訴え、病院で手当てを受けました。消防によると全員軽症でした。

 学校によりますと、午前10時前、校舎全体に急にガスのような臭いが漂い、大阪ガスには同じ時間帯に、ほかに4件の通報があったということです。

 消防が調査を続けていますが、原因はまだわかっていません。専門家によると、学校周辺の貯水槽の水や下水道が原因である可能性が指摘されています。

 市民防災研究所・坂口隆夫理事「今回は異臭騒ぎの前に雨が降ったということで、下水道の汚泥がかくはんされたということも考えられるのかなと思います。風に乗って貯水槽の臭いだけ、学校中ににおいが広がるのかというと、その可能性は低いと思いますね」

 下水道から発生する何らかのガスが原因であれば、梅雨に入ったこれからの時期は特に注意が必要です。

 八尾市消防本部は、異臭を感じた際にはハンカチなどで口や鼻を覆い、臭いがしないところまで速やかに移動してほしいと呼びかけています。

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