【中継】北朝鮮「宇宙飛翔体発射」韓国ではテレビ画面に空襲警報 携帯にもアラーム(2023年5月31日)
韓国軍は6時半過ぎ「北朝鮮が南の方角に向け、主張していた宇宙飛翔体を発射した」と発表しました。
その時、テレビ画面の下側がすべて青くなり、空襲警報が出ました。
北朝鮮による飛翔体の発射は4月13日の「火星18」以来です。
韓国軍の発表の後、6時32分にはソウル市からも「お年寄りや子どもは避難の準備を進めてください」と警報が出ています。
北朝鮮は初となる軍事偵察衛星1号機の打ち上げを5月31日から6月11日の間に行うとしていたので、今後の分析によりますが、今回打ち上げられたものが実際に軍事衛星を宇宙に運ぶ衛星ロケットの可能性もあります。
アメリカと韓国の情報当局が追加分析中です。
今回の発射に先立ち、金正恩総書記は4月18日に国家宇宙開発局を視察し、軍事偵察衛星の打ち上げを計画通り実施するように命じていました。
Q.北朝鮮は軍事偵察衛星を乗せるための衛星ロケットという言い方をしているが、韓国国内では事実上の大陸間弾道ミサイルという解釈がされているのか
国連安保理決議違反になりますので韓国としても日本と同じ立場ではありますが、韓国軍が発表した情報は「北朝鮮が主張していた宇宙飛翔体が発射された」という言葉を使っています。これを衛星ロケットとは呼んでいませんが、発射されたものは恐らく北朝鮮が事前に通告していた宇宙へ向かうロケット、つまり飛翔体なのだろうと言っているわけです。
Q.現在の韓国、避難など人の動きに変化はあるか
テレビ画面に青い字幕が大きく表示されて、空襲警報が出たので、一瞬ざわつきはしていますが、街はまだ、お年寄りや子どもに避難の準備をするよう指示が出ているだけで、実際の避難指示がでているわけではありません。
今のところ車も普通に走っていますし、人も普通に歩いているような状況です。
Q.空襲警報は韓国全域に出ているものか
すぐに確認はできませんが、私の手元の携帯のアラームがけたたましく鳴りました。携帯にはソウル特別市から「6時32分、ソウル地域に警戒空襲警報が出た。国民は避難の準備をして子どもとお年寄りは避難できるようにしてください」という文面でした。
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