“突如帰国”ガーシー容疑者逮捕 常習的脅迫の疑い…支援者から声援「お前悪くねえ」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年6月5日)
動画配信サイトで著名人らを常習的に脅迫したとして、元参議院議員のガーシー容疑者(51)が4日、警視庁に逮捕されました。ガーシー容疑者を乗せた車が警視庁の前に近付くと、支援者とみられる人たちが一斉に叫び声を上げて、現場が一時騒然となりました。
■「久しぶりに大勢の人に囲まれてうれしい」
4日、ドバイから帰国した元参議院議員のガーシーこと東谷義和容疑者。到着ロビーに姿を現すと、一礼。青いTシャツに白い半ズボン、足元はサンダルとラフな服装。時折、口元に笑みを浮かべます。
ガーシー容疑者は、動画配信サイト上で著名人ら3人を常習的に脅迫したなどの疑いで4日、成田空港に到着後、逮捕されました。
我々のカメラの前でつぶやいたのは…。
ガーシー容疑者:「久しぶりにこんな大勢の人に囲まれてうれしいな…」
捜査員らに向けて話をしているのか、「久しぶりに大勢の人に囲まれてうれしい」とつぶやき笑顔を見せます。
ガーシー容疑者はパスポートが失効していて、警察庁は先月下旬、捜査員らをUAE(アラブ首長国連邦)に派遣するなど、現地当局と調整を続けていました。
捜査員に連れられ、車へと向かう際には報道陣に向け、2度会釈。記者からの問い掛けに答えることなく、車へと乗り込んだガーシー容疑者。再び、笑顔を見せます。
■ガーシー容疑者 LINEに“弱気な返信”
4日、会見を開いた旧NHK党の党首・立花孝志氏は、次のように話しました。
立花氏:「なぜ急に帰国になったかについては、申し訳ございませんが、私も詳細については聞かされておりません。少なくとも本人はLINEの文面見てる限り、意気揚々と日本に戻ってくるって感じではないです。かなり不安を抱えながら戻ってくるということ」
日本に向かう機内のガーシー容疑者と連絡を取ったことを明かしました。
立花氏:「『旧NHK党は全力でガーシーの無罪を応援するよ』と送ったところ、日本時間の(午後)2時22分に『ありがとうございます』と。その後ですね、『良かった返事もらえて』と僕のほうが。『無罪は無理でも絶対実刑にはさせないので、気を落とさず戦い抜きましょう』と(午後)2時25分に返したところ、『今飛行機の中で1人なんで』というのがあって。僕はだから絶対、保釈させますよということで。『そーなれば、ええんですが!!』こういう絵文字です。困り顔、このへんから汗が出てるやつ」
ガーシー容疑者の逮捕を受け、告訴したジュエリーデザイナーの男性はコメントを発表しました。
告訴したジュエリーデザイナー:「東谷氏には、取り調べに素直に応じ事実を話してもらいたいと思います。私に関する配信内容が事実無根であったことが、一日も早く明らかになることを希望いたします」
■警視庁前で支援者から声援「お前悪くねえ」
ガーシー容疑者が警視庁へと移送される際には沿道から支援者の声が上がりました。
ガーシー容疑者の支援者:「ガーシー!ガーシー!お前悪くねぇよ!助けてやるからな、ガーシー!ガーシー!愛してるガーシー!」
ガーシー容疑者は、沿道のほうへと視線を向け、口元には笑みを浮かべているようにも見えます。今回の逮捕を警視庁は…。
警視庁:「本日帰国に至ったことについては、5月下旬に警察庁、警視庁の捜査員らが出張して粘り強く働き掛けるなどした結果だと認識している。UAE当局に感謝している。警視庁としては引き続き全力で捜査していきたい」
■国会に登院することなく“除名処分”
ガーシー容疑者(去年7月):「まあ、みんな見といてください、ほんまに。戦々恐々、いろんな起業家や芸能人の方々、それぞれみんな覚悟しておいてください」
ガーシー容疑者は交流のある著名人のプライベートを明かす「暴露系YouTuber」として活動。7月の参院選で、旧NHK党の比例区から出馬し、初当選しました。
ガーシー容疑者(去年7月):「僕はいつか日本に戻って、ちゃんと国会に行きたいです。ハリセン持って国会議事堂に行きます。国会で寝ているおっさん議員、全員たたき起こしますから」
しかし、海外から帰国することはなく、国会に一度も姿を現しませんでした。これに対し、今年2月、参議院の懲罰委員会は本会議での陳謝を求める処分決めました。
ガーシー容疑者(3月5日配信):「とりあえず、帰る飛行機は押さえてます。髪の毛もね、謝罪に行くつもりで黒くしました。まっくろくろすけですよ」
帰国して陳謝を行うとしていたガーシー容疑者でしたが…。
ガーシー容疑者(3月7日配信):「もうみんな知っての通り、僕は帰国しません」
結局、国会に登院することはありませんでした。その代わりにとった行動が…。
ガーシー容疑者(3月7日):「このようなリモートでの動画謝罪が許されるべきではないと分かっておりますが、陳謝文を読み上げさせていただきます」
陳謝文を読み上げる動画を国会に提出しましたが、3月、今の憲法の下では3人目となる除名処分が決定しました。
■警視庁が要請→複数のアカウント凍結
その翌日、警視庁が逮捕状を請求しました。
ガーシー容疑者(3月16日配信):「これで一生帰国しないことを覚悟できました。すごい国ですわ。今回、国がやった除名というのは完全に民主主義を否定している。すごいよね、排除する動きが。よっぽど嫌いなんやろなと思うわ、俺のこと」
しかし、警視庁が動画収益の資金の流れを解明するため兵庫県内にある実家の家宅捜索に入ると…。
ガーシー容疑者(3月24日配信):「うちの母親77歳ですよ。すいません、ほんまにうちのおかんは勘弁してくださいよ、もう。俺を犯罪者と言おうが何と言おうが別に構わないですけど、おかん関係ないでしょ。ほんまにおかんだけは勘弁してください。ほんとに、ほんとにお願いします」
4月にはパスポートが失効。国際手配されていたガーシー容疑者。
ガーシー容疑者:「ツイキャスとTikTokは、僕のアカウントは闇夜に葬られました。あしたになったら、このアカウントもなくなっているかもしれへんし、これがラストのインスタライブかもしれないですよ」
警視庁は、ガーシー容疑者のSNSアカウントについて運営会社に凍結を要請。複数のアカウントが凍結されていました。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年6月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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