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「殺したいから」女性刺し警官に発砲か…3人死亡 立てこもり男“猟銃とナイフ”所持(2023年5月25日)
長野県中野市で25日、男が女性1人をナイフで刺したうえ、警察官2人に猟銃を発砲し、住宅に立てこもりました。男は迷彩服の上下を着ていて、迷彩柄の帽子をかぶり、サングラスにマスク姿だということです。
40~50代とみられる女性と、中野警察署の警部補・玉井良樹さん(46)、巡査部長・池内卓夫さん(61)が死亡。他にも、重篤な状態の男性が1人いるということです。警察によると、その男性は、まだ搬送できていないといいます。立てこもり現場付近に倒れていて、断続的な発砲もあり、危険なため、救助できない状況だということです。
犯行を目撃していた住人がいました。
目撃者:「畑仕事していた。そしたら道路の北の方から『助けて、誰か助けて』という女の人の声が聞こえてきて。女性がもたついている間に、追いかけている方に追いつかれて、逃げてくる女性の左の二の腕をつかんで、ナイフぶすっと。崩れるように倒れて、仰向けになったところで、今度は真上から胸のところをぐさっと刺して。サバイバルナイフ。(Q.長さはどれくらい)30センチちょっとは。でかいナイフ」
男が女性を刺した後…。
目撃者:「なんでこんなひどいことするんだ、と言ったら『殺したいから、殺してやっただけだ』と、こう言った。(Q.それは男がですか)男です。全然落ち着いていた。全く息も切れてないし、落ち着いて、慌てて逃げようなんて様子もなかった」
ところが警察が駆け付けると…。
目撃者:「ダーンと1発聞こえて、何秒もしないうちにズドーンと聞こえた。(Q.それは警察官を狙って)そうですね」
そこからの詳しい経緯は分かっていませんが、男は午後10時現在、猟銃を持って、住宅に立てこもっています。
「騒ぎが起きている」「男が女を刺した」といった110番通報が入ったのは、午後4時26分のこと。警察によると、男が女性を刃物で刺した後、駆け付けた警察官2人に発砲したということです。
その後、日が暮れた後も複数の発砲がありました。午後7時台に1回、さらに午後8時台にも1回、発砲音が確認されました。
現場は、新潟との県境に近い長野県北部に位置する中野市の江部地区。飲食店などが立ち並ぶ、幹線道路からは少し離れた、静かな住宅地です。周辺には、田畑が目立ちます。
メディアは立ち入れない規制線のなかで暮らす、住人の声です。
現場から約50メートルの場所の住人:「割に近い。50メートルくらい。パトカーがいっぱい。全部で20台くらいじゃないか。この辺ではない事件。刃物で刺すとか、撃たれるとか、そういう事件は、今まで聞いたことない」
中野市の人口は4万人ほどで、えのきの生産量が日本一だという、のどかな所。住民は、不安な夜を過ごしています。
警察は、現場の半径300メートルを規制し、周辺の住民に「屋内から出ないように」などと、呼び掛けています。
市内にある中学校が避難所として開設されていて、近隣住民50人ほどが避難しているということです。
■元埼玉県警捜査一課の佐々木成三さんの分析
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(Q.現在の状況をどう分析しますか)
佐々木成三さん:「現場の警察官は、強い使命感と緊張感を持って、警戒していると思います。男が今後、断続的に発砲する可能性も高く、現場把握を行っていると思います」
(Q.5時間半ほど経っても、警察が踏み込んでいないのは、危険な状況が続いているからですか)
佐々木成三さん:「現場への突入は闇雲にできることではありません。まず現場の実態把握。人質がいるのか否か。どういった猟銃なのか。弾がどれくらい残っているのか。立てこもっている現場の図面、どういった所に男がいるのか。銃口をどこから向けられるか分からない状態だと、危険です」
(Q.警察が説得を試みているという情報もありましたが、警察は特殊なチームを組んで対応にあたるのでしょうか)
佐々木成三さん:「各都道府県警には、特殊事件捜査係『SIT』がいます。人質がいる立てこもり事件などに対するスペシャリストです。その他に銃器対策部隊、防弾盾を持ちながら現場を警戒している部隊も多くいると思います。まずは男と接触・交渉できているかも一つのポイントだと思います」
(Q.現状で類推できる犯人像はありますか)
佐々木成三さん:「自暴自棄になっているというより、最後までやり遂げるという強い決意の現れがあると思われます。そのため、闇雲な突入は危険です。立てこもりにおいては、原則として人質の救出が最優先。そして、第2第3の被害者を出さない。周辺の住人を避難させる。その他にも、男を移動させないために、現場を固定化させるためには、現場は悪が重要な捜査項目になります」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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