【新型コロナ】ワクチン3回目接種“加速”へ 沖縄”まん延防止”解除要請へ
新型コロナウイルスの全国の累計感染者数が400万人を超えました。全国的には感染高止まりが続く中、ワクチンの3回目接種を加速させる取り組みが各地で進んでいます。
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来月6日までまん延防止等重点措置が延長されている東京都では、15日、新たに1万5525人の感染が確認されました。今月1日から1588人減少し、7日連続で前の週の同じ曜日の人数を下回りましたが、依然として高い水準です。
全国的に感染の高止まりが続く中、政府が力を入れているのはワクチンの3回目接種です。
岸田総理大臣は、先週、2月のできるだけ早い時期に1日100万回接種を目指すと表明していましたが、15日、自治体が入力した14日から15日にかけての3回目接種の回数がおよそ110万回増加したことを明らかにしました。
岸田総理
「2月15日における前日からの増加回数が約110万回となったと報告を受けており、接種のペースは着実に加速しています」
東京・目黒区では、3回目接種を加速化させる試みが行われています。目黒区にあるショッピングセンター7階のフロアの一角が、ワクチン接種会場になっていました。
目黒区では、ファイザーとモデルナのワクチンが選べます。しかし、これまでファイザーを2回接種した人が多く、3回目接種でモデルナを敬遠する傾向がありました。今月2日からショッピングセンターのイオンをモデルナ専用の接種会場にしたところ、1日およそ300件の予約がほぼ埋まる状況になったということです。
目黒区保健所・新型コロナ予防接種課 吉田武広課長
「普段行き慣れている場所で接種をすることは、不安の解消にもつながっている。行きや帰りに買い物をして接種を終えて帰ろうという方がたくさんいる」
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一方、沖縄県那覇市の観光名所国際通りでは、シャッターを閉めた臨時休業の店舗も目立ち人通りも少ない状況でした。
沖縄県では、先月15日に過去最多の1829人の感染が確認されましたが、14日は286人となるなどピーク時に比べ感染状況が落ち着きつつあります。
沖縄県は16日、県の対策本部会議を開き、今月20日でのまん延防止等重点措置の解除を国に要請する方針を決める見通しです。
沖縄県民に“まん延防止”について聞きました。
沖縄県民
「(解除で)いいんじゃないですか。そろそろ減ってきているし」
別の県民は──
沖縄県民
「ちょっと心配ではあります。(Q.外から人が入ってくるから?)もうちょっと長い方がいいかもしれない」
那覇市内にある飲食店では、県から午後9時までの時短営業を要請されましたが、客と従業員の健康面も考慮して夜は臨時休業にし、今はランチタイムのみ営業を行っています。
さくらや 多田篤人店主
「これからお客様がちょっとずつ増えていくかなという希望はあるんですけど、全国的な解除にはなっていないので完全には戻らないのではないかと」
沖縄県内の病院に聞くと──
沖縄県立北部病院 永田恵蔵医師
「学校から(多くの感染者が)出たり、高齢者施設から連日入院があるような状況なので、負担が減ってるかと言われたらそんな減ってないかなというのが実感。(感染者が)下がり切らないまま次の波が来てしまうと、体力的にも、(病院の)機能的にももたないんじゃないかなと」
複数の政府関係者によると、政府は、沖縄へのまん延防止等重点措置を解除する方向で検討を進めています。
一方、同じく今月20日に期限を迎える大阪、兵庫、京都、静岡については延長する方向で調整していて、延長幅は3週間を軸に検討しているということです。
(2022年2月15日放送「news every. 」より)
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