現場の段ボール箱に“宅配業者のロゴと宛名”少年は計画的犯行か…男女意識不明の重体（2022年2月15日）
大阪府高槻市の集合住宅で男女２人が倒れているのが見つかった事件。宅配業者を装って押し入ったとみられる男は１７歳の高校生で、女性の１０代の娘と面識があったことがわかりました。
２月１４日午後６時前、高槻市の集合住宅で、２階に住む柴田周子さん（４０）と若い男が通路で倒れているのが見つかり、いずれも意識不明の状態で搬送されました。警察によりますと、柴田さんには後頭部を打撲したあとがあり、頭蓋骨を骨折していて、男の胸には刺し傷があったということです。２人は１５日午後６時時点も意識不明の重体だということです。
（近所に住む人）
「『キャー』というのか、表現できないような声だったので、えげつない声を出しているなと思った」
この事件で警察は１５日、搬送された男は大阪府内に住む１７歳の私立高校に通う少年だと発表しました。警察によりますと、部屋から逃げ出した柴田さんの１０代の娘は「宅配業者の格好をした男が段ボール箱を持って部屋に押し入ってきた」と話しているということです。
柴田さんの部屋で見つかった段ボール箱には“実在する宅配業者のロゴ”が入っていて、伝票の宛名には「柴田」などと書かれていたことも新たにわかりました。また、箱の中から注射器・スタンガン・手錠などが見つかったほか、部屋からは凶器とみられる血のついたサバイバルナイフなどが見つかったということです。警察は少年が段ボールに凶器を隠して計画的に犯行に及んだ可能性もあるとみています。
柴田さんの１０代の娘と少年は面識があったということで、警察は殺人未遂事件とみて、トラブルがなかったかなどを捜査しています。
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